日々是好日

6月27日(日)「清兵衛と瓢箪」

ミニトマト、一つだけ赤くなった。もう少し待とう。


今日はお天気も良くないし、明日はワクチン2回目接種。「巣ごもり」しよう。本が届いた。先日、お茶で瓢箪の棚を見せてもらって以来、なんだか瓢箪が気になって。「清兵衛と瓢箪」を青空文庫で探したが、見つからなかったので、amazonで文庫本を注文した。


この本には13篇の短編小説が収められていた。「城の崎にて」も短編小説だったんだ〜。全く覚えていない。「清兵衛と瓢箪」は、こよなく瓢箪を愛した12歳の少年のお話し。学校の先生にも父親にも「瓢箪愛」を理解してもらえず、少しずつ買い集めて手入れをした瓢箪を父親に全部割られてしまった。先生は清兵衛から取り上げた瓢箪を小使いにあげた。小使いは骨董屋に持っていって、50円で売って大喜び。骨董屋が地方の豪家に600円(今の価値では120万円)で売りつけたことまでは、小使いは想像できなかった、というお話し。小説ではあるが、当時、瓢箪が骨董屋で売り買いされるような美術品だったのだ。知らなかった。

京都清水寺近くの三年坂(産寧坂)の一番上に、瓢箪屋さんがある。物珍しいのだが、私が案内したゲストでお土産に買った人はいなかった。私も植物から作った面白い入れ物、くらいにしか思っていなかった。お店の主人は半年くらい前、テレビに出て、窮状を訴えておられた。コロナ後も残ってほしいお店だ。


話しは変わるが、オリンピックは始まる前から、グダグダになってきた。アルコールの提供は1日にして撤回。ウガンダ選手団のおかげで、安全安心のオリンピックは不可能だということが明らかになった。出国72時間以内にPCR検査を受け、ワクチンも2回接種して日本にやってきたのに、2名の感染者が判明した。しかもようやくデルタ株であることがわかった。空港検疫は相変わらずの抗原検査。陰性にならなかった1名を除いて、PCR検査を受けずにバスで大阪に移動してしまった。8時間、どこにも停車してないなんて、誰が信じる?

5月10日の衆議院予算委員会で、立憲民主党の山井議員が、菅首相に「ステージ3、ステージ4でも開催するのか」と何度質問しても、首相は「安全安心の大会、、、」を繰り返すばかりだった。開催の意思は固い。東京の感染者は増えているし、変異株への置き換わりも進んでいる。人口あたりの死亡者数はペルーが世界最多になったが、ラムダ株が流行しているらしい。今年の4月以来、感染者のうち81%をラムダ株が占めたそうだ。ラムダはギリシャ文字の11番目。そのうちギリシャ文字が足りなくなるのではないか。東京五輪は「変異株の祭典」になりかねない、とフランスのル・モンド紙に指摘された。






コメント一覧

naoko216
清兵衛は面白かったけど、「城の崎にて」は暗かった。気分が滅入りました😅
どこにも行かない日は、書くことがなくて困ります😥
クロちゃん
今から志賀直哉を読もうとはエライなぁ
私だったらきっと寝てしまうと思うけど
今の自分は『城崎にて』を読んだらどんなふうに感じるのかしら?
そこに興味が湧いてきます
オリンピックは怖い怖い
IOCにもアメリカにも楯突けない
かなしい東京オリンピック😢
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