ラグビーワールドカップ日記(西暦2019年のラグビーフットボール)

優雅で感傷的な日本ラグビー(あるいは「カヴァレリア・ルスティカーナ」について)
旧「バックスタンドで会いましょう」

サンウルブズ10対ブルーズ24

2018年04月19日 02時35分53秒 | サンウルブズ
僕がいちばん気に入らないのは、ノーサイドの直後に、つまりは、グラウンドで両チームの選手たちが試合後の握手を交わしている最中に、「今日の当選番号は……」と何だかわからないがくじの当選番号を発表するアナウンスだ。
あのね、今ね、すごくいい場面なんですけど。今日もサンウルヴズは良いところまったくなくて惨敗だった。惨めだ。哀れだ。JJやめろと怒鳴っている人もいる。でも、今目の前で両チームの選手たちが健闘を称え合っている。あのね、ラグビーはね、ここを観なくてどうするんだというスポーツなんですよ。そのすごく良い場面に、「えー、今日の当選番号は…」って、試合がしょぼかったからそういうアナウンスすることに決めたの? 違うでしょう? 予めそういう進行にしたのでしょう?
興覚めという言葉では表現しきれない。スタンドの客がすーっと冷めていくあのアナウンス。その時のこりゃ駄目だという無力感。もちろん、グラウンドの上の両チームの選手も馬鹿にしている。あんた全然試合の心がわかっていない。試合と言うか、ラグビーと言うか、スポーツの心が。誰がそこでそのどうでも良い番号を発表することを決めたんだ?
選手をリスペクトしろとまでは言わない。おそらくリスペクトできない選手もいるのだろう。それでそういうアナウンス流しているのか……。でも、少なくとも、礼儀は払おうよ。お願い。頼むから。中には頑張った選手もいるんだから。ノーサイドの直後のあのアナウンス本当にやめて欲しい。僕は今、本当に、この国のラグビーが大嫌いになり掛けている。


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