早速に候補作を読むために本をさがすが新刊でもすぐに手に入ったのは3作品だけであった。黒川博行「悪果」と佐々木譲「警察官の血」(上・下)と馳星周「約束の地」。まずなじみがある馳さんの本から読み始める。
へミングウェイを意識したといわれている本作品はいままでの馳さんの書く世界とは少しことなる印象を受ける。半村良、胡桃沢耕史の例もあるので受賞がぐっと近づいたかとも考える。「約束の地」という題名はいかにもキリスト教的な言葉。ブルーススプリングスティーンの唄でも同様の題名があったことを思い出す。
余談であるが今回はいつも増して読む時間がないのがつらい。それに結構長編もある。幸いにして馳さんの作品は短編集なのが救い。
へミングウェイを意識したといわれている本作品はいままでの馳さんの書く世界とは少しことなる印象を受ける。半村良、胡桃沢耕史の例もあるので受賞がぐっと近づいたかとも考える。「約束の地」という題名はいかにもキリスト教的な言葉。ブルーススプリングスティーンの唄でも同様の題名があったことを思い出す。
余談であるが今回はいつも増して読む時間がないのがつらい。それに結構長編もある。幸いにして馳さんの作品は短編集なのが救い。