バツイチ日記

離婚、失業、子育て…心の整理のため、赤裸々につづっています。(広告は、gooブログの標準仕様です。)

ドラマ「張禧嬪(チャン・ヒビン)」

2012年08月07日 | 映画&ドラマ
朝鮮第19代国王、
粛宗(=スクチョン チョン・グァンリョル)は、
妻で王妃の仁敬王后が亡くなった時、
大妃(=テビ)である実母から死を知らされなかった。
これというのも、大妃を中心とした西人(=ソイン)派と
対立する南人(=ナミン)派の、派閥争いのためだった。

一方、南人派は、派閥争いの末、謀反の賭けに出たが、失敗し、
チャン・オクチョン(キム・ヘス)の伯父は、捕えられ、死刑になってしまう。
一家没落の危機を防ぐため、オクチョンは、
粛宗の親戚、東平君(=トンピョングン)に助けを求める。
東平君の母である郡夫人(=クンブイン)は、
大王大妃(=テワンテビ…粛宗の曽祖父の側室で大妃と対立する南人派)
…が求めている粛宗の側室候補に、オクチョンを推薦する。
大王大妃は、粛宗が(大妃の決めた)継室(パク・ソニョン)を迎える前に、
粛宗に、自分の息のかかった側室をめとらせて、
西人派をけん制する考えだった。

偶然か運命か、過去に1度出会っていた粛宗とオクチョン。
粛宗は、オクチョンと宮廷内で再会すると、
すぐにオクチョンをお手付きにしてしまう。
粛宗は、大妃の選んだ継室の王妃にはよりつかず、
側室のオクチョンばかりを寵愛する。
大妃は、オクチョンの存在に腹を立て、
オクチョンを追い出そうとするのだが…。


これは、今ちょうど8割位のところを観ています。
さんざんいびられ、いじめられ、流産し、殺されかけ…。
気位の高いオクチョンは、傷つき、復讐を誓います。
味方は少ないけれど、幸いにも向けられた王の寵愛を武器に。
…で、チャン・オクチョンは、
側室の最高位である禧嬪(=ヒビン)になり、
王妃の座までも手にするのですが…。
最悪の状態から這い上がったチャン禧嬪の復讐が始まって、
なんだかドキドキ…心臓に悪いような状態が続いています~
この禧嬪役のキム・ヘス姉さん~
何かが乗り移ったかのような恐ろしい演技力です。
イメージダウンをおそれない迫真の演技。女優魂。悪女っぷり。
対する王妃、仁顕(=イニョン)王后役のパク・ソニョン~~
こちらも私が大好きな女優さん!!
どうやってみても良い人にしか見えない聖女っぷり…
だけど、チャン禧嬪に掛かれば、、、
「いい人のふりが得意な王妃」となってしまうのよね。。
この人間関係の複雑さ、人間とは?愛とは?家族とは?
…を、表からも裏からも見せてくれる相関関係。
すごく面白い!!面白すぎる!ヽ(^o^)丿
私利私欲が絡み合った悪辣な陰謀…が働くんだけど…
本当の意味で、悪だの正義だのなんていうものは存在しなくて…
要は、見方の違い、考え方の違い、立場の違いだったりする。。
(チャン禧嬪にしたって、どん底を見ていなければ…
 こんなふうに悪の化身に成り代わったりはしなかっただろうし…)
だけど、深くえぐればえぐるほど、
人間ってなんて汚くて醜いのだろうとも思えるほど描いていて…
そういう独特な韓国ドラマのどぎつさが、、
すごく面白かったりで、ハマると、どっぷり~~…なのよね~~
…そうして、自分の中の意外な一面も発見するのだ~(^^ゞ
恋の三角関係では…
(もちろん(他の側室もまじえて)四角だったりもするハーレム(!))
中心となる粛宗も罪な男として魅力的に描かれていて~
登場人物のみんなに魅力があるからこそ、
ドラマ全体が面白くなるんだなぁ~って、思います。
ドラマは極端な脚色で恋愛模様を興味深く作っていると思うけど、
史劇として、実在した人物や史実が元になっているのが、また面白くて…。
ところどころナレーションで、
文献にどのように記されているか…が、読み上げられるので、
真実味が増すんですよね~~
もともと子供の頃から時代劇は大好きだったので~~
現代のように“完全犯罪が巧妙じゃない”点とか、
“壁に耳あり障子に目あり”のどんでんがえしだったり、
“控えおろう~このお方をどなたと心得る?”の絶対権力だったり、
死の淵…での“窮鼠猫を噛む”的な極端な描写に、ハマる、ハマる。^^;
脇役がまた面白いのですが…
ちょっと…おじさんたちの政治的な話が多くて、ツライ部分もあります。
そんな中、占い師のマンネが、最高!!
気味の悪いおばちゃんなんだけど、あくが強くて印象的だし笑えます!

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あと、ハングルフェチとしても…たまんないのが…
現代語にない、独特な話し方!!

・チョナー 전하  殿下

・チュサン 주상 「主上」 王

・マーマー 마마 「媽媽」
 王や王族など身分の高い人につけて尊敬の意を表す語。

・チュンジョンマーマ 중전마마 「中正媽媽」 王妃の尊敬語 

・カミ 감히
 ①怖れることなく、大胆にも ②あえて
 K先生に教えてもらったところ、
 “相手を見下して言う時に使う言葉”で“おまえごときが”という意味
 용감하다 → 용감히 「勇敢に」の용のない形「敢に」

・トンチョカリョジュシオプソソ 통촉하여 주시옵소서. 「洞燭~」
 トンチョクという言葉は、上司が目下に察しうかがうという意味。
 そのため、臣下が王に“トンチョクしてくれ”とは、
 “自分の意を深く考えてみてください”という言葉と解釈できる。
  → 理解してください。

・ソングハオムニダ 송구하옵니다.
 송구하다 恐縮している → 申し訳ございません。

・マングカオムニダ (성은이) 망극하옵니다.
 王や親の恩が限りないこと。
 성은이 망극하옵니다. 聖恩の限りでございます。
  → 感謝いたします。

・イリオノラ 이리 오너라.
 両班が使用人を呼ぶ時に使う言葉。 → こっちに来い。

・ミョンシムハゲッサオムニダ 명심하겠사옵니다. 「銘心~」
 肝に銘じます。 → かしこまりました。


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