24日にナゾの死が発覚した飯島愛(享年36)。いまだに死因が特定できない状態が続き、親交が深かった芸能界の友人たちも連日、沈痛なコメントを寄せている。
そんな波紋が広がる中、飯島のAV時代の作品が注目を集めている。通販サイト「Amazon.Co.Jp」では、飯島の過去の作品が「アダルトDVDランキング」で1、2位を独占中だ。
1位の「Legend Special」は「美乳ナース 暴淫棒食」など名作3本を詰め合わせた総集編。ナース姿で男性患者をあれこれ“診察”したり、ローションまみれのマットプレーも披露している。
2位の「The Best of No.1」は、ナース、バニーガール、ウエディングドレスなどのコスチュームに着替えて、激しいプレーを見せてくれる。
「彼女がAV女優として活躍していた頃はビデオが主流だったため、正規にDVD化されている作品が意外と少ない。数年前、飯島がAV出演の過去を嫌がったこともあり、多くが埋もれてしまった」(マスコミ関係者)
そのためか、かつて流出騒動が起きた“裏ビデオ”をダビングした“裏DVD”も高値で取引されている。ナースに扮した飯島が一糸まとわぬ姿を披露し、官能の限りを尽くす。
「AV女優の流れを変えた」といわれる飯島はいつまでも色あせない。
飯島愛さんの死の急報には、「自殺!」と思い込んで、衝撃的でしたが、後の情報を聞くうちに、どーも、病死か事故死の可能性が強いみたいだ、と思った。多分、自殺ではないのだろうが、早過ぎる死だし、36歳で現世を退場するのは若過ぎる。
芸能界を引退するときも、その後も、飯島愛さんにはネガティブな雰囲気が漂っていた気がする。表面の明るさとは、実は真逆の、内面の状態があったという気がしてならない。表面、明るくて気持ちが活発そうに見えて、誰にでも声掛けて愛想良くて、本当はとても寂しかった、常に心には重たい鉛の塊りみたいなものを黒く澱んで抱え続けていた人、みたいな気が、どうしてもしてしまう。
飯島愛さんの死は、その若過ぎる死、ということを除いても、何か大きな悲しみが漂うような気がする。死因は、多分、元々そんなに強くない健康状態で、悪い体調と薬の飲み過ぎなどが重なったためではないか、という気がするが、うつ病ぎみだったり裏側の精神状態は、決して良くはなかったようだし。
TVのバラエティーでよく見る飯島愛さんは、僕は最初、あまり良い印象は持ってはいなかった。その内、別に好きでも嫌いでもないタレントの一人となった。彼女の壮絶な過去を綴っているという、「プラトニックセックス」も読んでいないし、内容もよく知らない。ただ、AVスカウト者が、勧誘時によく使う、頑張ればステップアップして女優になれるタレントになれる、というオイシイ甘ごとだが、実際にAV出身でタレントになり成功した人は、飯島愛ただ一人だけだ、と思っていた。勿論、後続には数少なくも、今は及川奈央さんとかも居る訳だが‥。飯島愛さんが芸能界引退する間際くらいの頃に、彼女の表情や目を見ていると、この人は根は優しい思いやりのある人かも知れないな、と思ったりもした。
しかし、このニュースは、何だかなあ‥。飯島愛さんのああいうネガティブな感じの死に方があって、過去に出した、どっちかというと、世間の常識ではまだ汚点となる、出演したAVがどんどん売れるというのは、何だかあまり良い気持ちのする事態ではないなあ。ひょっとしたらファンだった人たちがメモリアルとして買っているのかも知れないけれども、人間の良心とか考えると、何だかなあ、死者の冒涜とまでは言わないけれども、どうだろう?良い現象じゃない気がするんだけど。
飯島愛さん本人としてはどうだったんだろう?TVに顔を出すという売れっ子的にはほぼ一流の域まで来たタレントとして、過去に出たAVが商品としてもまだまだ残り続けている、ということは。もう納得し切っていて全く気にしてなかったのかな?36歳になっても結婚していなかったりその話も出ていなかったりしていたのは、過去のAV出演とそれがまだ商品として巷にある、というのが障害の一つとなってはいなかったと言えるんだろうか?
僕はAVは絶対悪だとは思ってはいません。しかしまだまだ世間の常識というものは根強くある。一般論として、80年代のVHSビデオから数えて現在のDVD・ブルーレイまで、ものすごい数の出演経験の女性が居ると思うが、その多くの人たちは、もしそれがバレて表に出てしまったとき、人生の障害にはならないんだろうか?例えば縁談など、AV出演という過去は致命的な障害にはならないんだろうか?何年か前に、慶応の女子学生で、ミス慶応だかに選ばれたがAV出演していたことがバレて、優勝取り消しになり本人が行方不明になった、というニュースがあったけど、人生の節目節目でAV出演経験という過去は、DVDなどモノが残り続けるだけに、大きな障害となってしまうのではないのだろうか?お母さんの若いときのAV出演が知れて、子供がイジメに合う、とかいうことはないのだろうか?
本人がもう割り切り納得し切っていて何にも気にならない、というのならそれは良いのだけれども。ただ、AV界に入る、ほとんどの例が十代末とか20代アタマのごく若い年代で、精神的にも子供に毛が生えたくらいのまだまだ未熟な頃だし、破格な出演料と勢いでイージーに出てしまい、後々、大きな後悔を抱くことになるんじゃなかろうか?とかも思うんですけど。
AVであろうがアマゾンで商品が売れる、ということは良いことだと思いますが、モノがモノだけに、亡くなり方が亡くなり方だけに、何だか飯島愛さんに悪いような、可哀相な気がして‥。