全米オープンテニスのシングルス決勝、大坂なおみがセリーナに勝ち優勝しました。
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WTAランキング19位で第20シードの大坂なおみ(Naomi Osaka) が26位で第17シードのセリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)に6-2、6-4のストレートで勝利。
スロースターターのセリーナ、第1セットはミスが多く、最初から集中力全開の大坂がセリーナのサービスゲームを2個ブレークし、自らのサービスゲームは全てキープして6-2で取りました。
4回戦ではカネピに第1セット0-6のベーグルから逆転勝ちしているセリーナ、もちろん簡単には勝たせてくれません。
第2セット、セリーナが第1ゲームをキープしての大坂のサービスゲームから、試合は思わぬ展開となって行きます。
第2ゲームの大坂のサービスゲーム中にセリーナが自陣に目を向けた時に、コーチのパトリック・ムラトグルー(Patrick Mouratoglou)が、両手を前にプッシュするようなジェスチャーをしました。
カルロス・ラモス (Carlos Ramos)主審がこれに対して、試合中の違反行為であるコーチングの警告を出しました。
セリーナはコーチングは受けていない謝れと審判に抗議しますが撤回されません。徐々にセリーナのストレスがたまっていきます。
このゲームを大坂がキープし、次のゲームをセリーナがキープしての1-2からの大坂のサービスゲームをセリーナがブレークして1-3に。
しかし次のセリーナのサービスゲームを大坂がリターンエースや2連続のダブルフォルトなどもあり直ぐにブレークバックし2-3とすると、自分の不甲斐無さに怒りを抑えられなかったのか、セリーナがラケットをコートに叩きつけて破壊してしまいました。
この行為は先ほどのコーチングと合わせて2個目の違反なので、ラモス主審が今度は1ポイントのペナルティーを取りました。
益々セリーナのストレスがたまっていきます。
第6ゲームは大坂がサービスゲームをキープして3-3。
次のセリーナのサービスゲームを大坂がリターンエースなどもありブレークして4-3としてからの休憩中に、最初のコーチング警告に怒りの収まらないセリーナが審判を何度も"thief" (泥棒、盗人)などと口汚くののしりました。
これが3個目の違反行為で1ゲームのペナルティーとなり、大坂が次のサービスゲームをキープしたこととなり5-3。
このペナルティーに納得のいかないセリーナは激怒し、オフィシャルを呼ぶように要求。
男女2名のオフィシャルが出てきてセリーナを何とかなだめて試合再開しました。
次のセリーナのサービスゲーム、セリーナの形相に圧倒されたのか、大坂は1ポイントも取れず、ラブゲームでキープされてしまいました。
萎縮してしまうのではないかと心配された5-4からの大坂のサービングフォーザマッチ。
プレーに集中した大阪は190km近いサーブをセンター、ワイド、ボディーへうまく散らして、勝ち切りました。
後味の悪い試合で、主審が出てこない異常な表彰式でブーイングが止みませんでしたが、徐々に冷静になったセリーナが大坂をいたわり、大坂選手の素晴らしいプレーを称え、観客にブーイングを止めるように求めると、ようやくブーイングが終了しました。
後味の悪い勝ち方でしたが、このような状況にセリーナを追い込んだのは大坂選手の実力が勝っていたと言うことです。
運命的な出会いである元セリーナのヒッティングパートナーのサーシャ・バインがコーチとなってから急速にレベルアップした大坂選手が、新旧女王の世代交代を実現しました。
これから10年は大坂の時代となるであろうと感じさせる歴史的な一戦でした。
海外のニュースによるとセリーナのコーチのパトリック・ムラトグルーは試合中のコーチング行為を認めているようです。
U.S. Open 2018: Patrick Mouratoglou admits to coaching Serena Williams during final
もしかしたら女子(WTA)のツアーではオンコートコーチングも許されているくらいですから、このような行為を大目に見ているのかもしれません。ラモス審判が男子のツアーメインなので厳しかったのかもしれません。
また、大坂選手の父親はハイチ出身ですので、会場にはハイチの国旗を振って応援している人たちが見られました。
ハイチのニュースには"Haitian Japanese"(ハイチ系日本人)となっています。
Haitian Japanese Naomi Osaka Faces Her Idol, Serena Williams, in U.S. Open Final
3歳の時に家族でアメリカへ移住して育った大坂選手、ダイバシティー時代を象徴するような育ち、カタコトの日本語しか話せませんでしたが、最近はずいぶんと上手に話せるようになってきました。
凱旋帰国する東レPPOでのスピーチが楽しみです。
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