花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

梅見ハイキング「幕山~城山}③

2006年03月18日 | 山シリーズ
「しとどの窟」は、石橘山の合戦に敗けた源頼朝の一行が、土肥山中を逃亡の際、追手の目を逃れる為に隠れた岩屋で、洞窟の中に20体余りの石仏が安置されているのです。

細かい雨が降ってきました。
洞窟の前で雨具の準備をしていた時に、Kさんの叫び声を聞きました。
「登山靴の底がはがれている~~!」

このような登山靴を初めて見たのは、2000年の夏の尾瀬でした。
Yさんと2人で登った至仏山の下りで大雨と雷に遭い、やっとの思いで山の鼻の至仏山荘にたどり着いた時でした。下駄箱の中に底がパックリと剥がれた登山靴があったのです
その後、ヤマケイ等の雑誌に紹介されたり、スポーツ用品店の登山靴売り場に「問題の靴」が展示されたりして、注意を呼びかけていましたが・・・








2003年の夏、我々3人は「御嶽山登山ツアー」に参加するために集合場所の新宿に向かいました。駅でナントKさんの靴の底が剥がれ出したのです。
彼女はバスを目の前に、泣く泣く帰っていきました
その同じKさんが、マタマタ靴の災難です。
Yさんが持っていた「予備の靴紐」で、靴を固定しました。
「ハイキングと侮るなかれ準備は怠らず」ですね。Yさんにです。







前回の登山靴は5~6年履いた靴だったので、Kさんも諦めがあったようですが、今回の靴は3年半前に買ったものだそうです。
「納得できない」と・・・
これがアルプス級の高い山の中だったらと思うと、ゾッとします。
今回は、エスケープルートがたくさんある箱根の山中での出来事で、不幸中の幸いでしたね。






3年前に主人と南アルプスの「赤石岳~荒川三山」を縦走した時、主人の登山靴が古かったので心配でした。予備に地下足袋を持っていったんですよ。
主人の靴は大丈夫でしたが、千枚小屋で靴底が剥がれた男性に遭遇したので、地下足袋はその人にあげました。

その彼は、山の登頂は諦めて下に降りて行きましたが、このような登山靴のトラブルで大きな山の事故は起きていないのでしょうか~??




我々は城山に登るのは無理と諦めて、歩いて20分の「しとどの窟入り口」のバス停に向かうことにしました。
歩き出したら、もう片方の登山靴も剥がれだし、何だか可笑しくなって3人で笑ってしまいました
1時間に一本のバスが丁度やってきたので、椿ラインを通り湯河原まで戻ります。
城山からの下りは標高差およそ500m「結構大変なんだ~~」と、ジグザグの道を下るバスの窓から眺めていましたわ。






途中湯河原温泉の「公園前」でバスを降り、日帰り温泉で汗を流しました
町営の「こごめの湯」です
リニューアルされていて、以前来た時にはなかった露天風呂が出来ていました(入浴料1000円)
湯上りのも美味しいこと・・・軽食堂でおつまみを頼み、ゆっくり歓談です。登山靴の話題で時間が過ぎました。


コメント (10)
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