なぬらに海峡~ガーデニング編

そういえば白血病だったような気がする人の日記

入院39日目 副作用について

2011-11-26 16:05:13 | 闘病せいかつ
これまで色んな薬を点滴されて色んな副作用が出たりするもので、

今日は抗がん剤の副作用について個人的に思うところをちょいと書こうかと思います。


まず白血病治療では手術というものが無いので抗がん剤が欠かせません。

抗がん剤というくらいなので当然、普通のがん治療にも使います。

恐らくほとんどの方の中では

抗がん剤=物凄い副作用=オッカナイ薬

というイメージがないでしょうか?

ま、実際に多種多様な副作用あるようなんですが、

じゃ、そもそも抗がん剤ってなんじゃらほい?という話。


抗がん剤の基本的な機能は癌を治すことではなく、

細胞分裂を邪魔して細胞を早死にさせること

だそうだ。


細胞分裂が活発ながん細胞がその影響を最も受けやすいのですが、

がん細胞だけピンポントで狙えるわけではなく、

正常な細胞もその影響を受けてしまいます。

その結果が副作用として出てくるわけですね。


良くある副作用として、吐き気、腹痛、口内炎、味覚障害、だるさ、手足のしびれ、皮膚黄染、むくみ、脱毛、乾燥、などがあるようです。

がん細胞と同様に細胞の活動が活発な部位ほど抗がん剤の影響を受け易く

毛根細胞が影響を受けることによる脱毛

口の粘膜が影響を受けることによる口内炎

消化管の粘膜が影響を受けることによる吐き気や下痢

口内炎や下痢については白血球低下による細菌などが原因の場合もあるようです。


こうして見ると副作用が回避不能というか必ず出て当然という感じがしてきませんか?

もっとも当方の場合は脱毛と歯茎と頬の内側の腫れくらいで、吐き気などは出ませんでしたが

それでも消化管に影響は出ているので便がユルユルな日々はありました。

ウォシュレット最高。※

脱毛に関しては最初はちょっとショックでしたが、抗がん剤についてある程度わかってくると

「こんな副作用出て当たり前田のクラッカーやで」と今では思えます。


あと、最初に触れた抗がん剤のイメージはオッカナイという点についてなんですが、

よく知らないというのがまずありきで、その上で、脱毛、吐き気、とにかく苦しいイメージ、

という点からなんとなく放射能とか原爆症のイメージとクロスオーバーして

不必要な恐怖のイメージが付き纏ってるというのが根底にあるような気がしますが皆さんはどうでしょうかね?



余談

がん細胞も殺せるけど、それなりに正常な細胞も失われるのが抗がん剤というものだとすると

あまり余分なものが無い人に抗がん剤を使うと正常な組織もどんどん失われて、

どんどん悪くなっていくこともあるんじゃないかなー?ってのは根拠は無いけど余分なものが多い当方の素人考え。



※白血病治療において肛門を荒れさせないのはとても大事なことで、傷ついて出血などしてしまうと

造血機能が失われている初期の治療段階では血小板が足りないので血が止まらない

また傷口から便に含まれる細菌が進入することによる細菌感染という合併症の併発

なによりも用便をするたびに痛い

そしてDrやナースに肛門を晒す羽目になる

白血病治療どころじゃないですね!

たかがお尻と侮るなかれ。


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