シーカヤック横断中での事故。

　最近、ＯＳＪ湘南クラブハウスにて八重山諸島をシーカヤック横断というセミナーを担当させて頂いているが、一昨昨日台湾で横断中の遭難事故があったので紹介しておきます。

　獨木舟渡迷航　空寶特瓶助漂浮　張天明怒海撐27小時
（横断中不明となったカヌー　空き瓶を浮きに、２７時間持ち堪える）

　９名のシーカヤッカーが、澎湖から台湾本島までの４２キロを横断しようと計画。出発して３時間もしないうちに、嘔吐するメンバーなどが出て、７人は断念（漁船に救出される）。
　風も強く波も高かったので、２人（メンバーの中でも技術経験はあると思われる）を見失い、海巡隊に通報。

　一方、２人の方は、
「後続が全然やって来ない。仕方ないので当初の予定通り、台湾本島へ向かう」
　ということで先を目指す。夕方六時には本島近くまで辿り着いていたが、風と波が強くて各自上陸地点を探す為に別れた。一人は夜に到着（？）。もう一人は翌早朝、海上にて発見された。

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　今回は幸い全員が無事でしたが、海況が良くなかったのと、メンバー間の経験や体力的な差があったのかも知れませんね。
　人数が多くなったり、海況が荒れてくると、メンバー間の意思疎通がしにくくなるので、仲間の艇が多い時には周りの艇のこともよく見ておきましょう！