南さんのALS日記

難病にかかった毎日の生活報告

丹波黒豆の収穫作業

2013-10-27 10:51:33 | 日記

 京都丹波の和知で黒豆を作っているKさんから収穫作業を一緒にやりませんかとのお誘いを受け、能勢の福有美恵ちゃんを途中で乗せて亀岡から京都縦貫道経由で2時間、和知につきました。近くの道の駅でお昼のお弁当を買いに行ったところで、京都からの皆さんとばったり、久しぶりにお会いした面々とは私が発症してから初めてお目にかかるので、思わず抱き合い涙してしまいました。黒豆の収穫作業は畑から抜いてきた大きな黒豆の本体から豆のサヤだけを切り取るのです。初めは手でちぎっていた人もすぐに手に力が入らなくなりハサミの力を借りることになります。私は家からキッチンバサミと袖付きエプロンを用意して行ったのですが、防水エプロンを貸してもらいました。ちぎった黒豆はそっくり持って帰ってくださいとのこと、我が家は夫と二人なので10kgちかくになりました。そのうえネギやら小芋、さつまいも、かぼちゃ、かぼす、栗までいただいて、帰りに池田の長男宅に寄り枝豆を半分以上おいて帰りました。帰宅してからも枝豆をきれいに洗いゆがいてさやから取り出し冷凍にと大仕事でした。

 この収穫作業に誘ってくださったKさん夫妻とはとは1995.8月京都スイスクラブのスイス旅行でご一緒したのですが、ご夫妻はスイスに着いた途端お父さんが亡くなられてとんぼ返りで帰国されたのでした。この旅で私たち夫婦と足弱の4人が楽チンコースであるはずのハイキングコースで道に迷い、途中の牧場の車にSOSのメモをおいて下山していると、牧童が軽トラックで追いかけて来て、麓まで乗せてくれなんとかホテルに帰り着くことができたのです。それから何回もスイスをはじめいろんな国へご一緒に旅行したのです。そんな仲間でカールニコニコクラブを作り仲間の家に寝袋を持ち込んで合宿したり、山歩きをしたり、一泊旅行したりを続けている、京都からこられていた6人の女性の皆さんもこの旅行仲間なのです。

 その中のひとりKOさんは英語が堪能でその力で飛行機のトラブルをなんとか解決して帰国できたことがありました。2000.10月ギリシャ・スペイン旅行で帰りのスペインからアムステルダムへの飛行機の出発が2時間も遅れ、アムステルダムに着いたら乗り継ぐはずの飛行機が既に出発してしまっていて、積み残されて余分に一泊、航空会社は天候のせいで会社に責任はないといい、添乗員のいない私たちのツアーの中で英語のできるKOさんが粘り強く交渉してくれたおかげで、三便に分かれて何とか翌日関空にたどり着くことができたのでした。このKOさんがお薦めの旅行先がマダガスカルだったのです。アイパッドのマダガスカルの写真を見てもらい、説明は美恵ちゃんにやってもらいました。