南さんのALS日記

難病にかかった毎日の生活報告

こんなことがあったんよ

2013-10-04 14:05:02 | 日記

 おしゃべりできていた時なら、家に帰ったらすぐにこんなことがあったんよ、というような話を二つ。

 鍼灸院の帰り、岡町の駅ですぐ前を歩いている女性の足元を見ると、厚底の靴の右足のかかとの部分がパカパカと剥がれて彼女が歩くたびにかろうじて前の部分だけがつながっている様子、ホームへ上がって電車待ちでイスにかけたので、私もすぐ隣に座ってアイパッドを取り出し「失礼ですがおたくの靴のかかとが剥がれそうにパカパカしてましたよ」と伝えますと、彼女は慌てて自分の靴を見て「わあこんなになっていましたか」といい、左足の靴も調べてみるとこちらも剥がれかけていました。これできっと彼女は電車を降りたら靴屋で修理することでしょう、それまでそろそろ歩くことでしょう。

 そのあと千里中央から粟生団地行きのバスにのり、夢中になって小説を読んでいてふと気がつくと、国道171号線の小野原交差点を過ぎたバス停に止まっていたのです。あれ、このバスは小野原で左折するバスなのになんでこんなところに止まっているの、と思っているとまえからの車がとぎれた時を見計らってUターンするではありませんか、運転手がぼんやりしていて左折するのを忘れて直進してしまっていたのです。その時乗客はわずか数人でみんなおとなしい人ばかりだったのは運転手にはラッキーだったと言えるでしょう。