この夏にたくさん見かけました。積乱雲です。中学2年の理科で学習します。入道雲(にゅうどうぐも)とも呼ばれます。
理科の入試でも、よく答えになる雲です。
はなれたところから見ると、上に上に伸びていく姿が見られますが、この雲の下では激しい雨が降っています。
みなさんは、「冷たい雨」「あたたかい雨」という言葉を聞いたことがありますか。
実は、今の中学校理科の教科書に載っている言葉です。
「冷たい雨」は、上昇気流で上空まで運ばれた水蒸気が一度氷になったあと、降ってくる間に氷がとけて雨となったもの。
「あたたかい雨」は、熱帯地方のような水蒸気が多く存在する場所で降る、一度も氷の状態にならずに水滴の状態で粒が大きくなり降ってくる雨のこと。
積乱雲は上に上にと伸びていきますが、その中では強い上昇気流が発生していて、氷のつぶが落ちてくることができず周りにある別の粒とぶつかって大きな粒に成長します。これがとけて降れば大粒の雨になり、とけきれずに落ちてくればひょう(雹)が降ってきます。
最近の理科の教科書には、以前の教科書には無かった興味深い事柄が多く記載されています。
理科が好きな人も、そうでない人も、勉強ではなく読み物として見ると理科の面白さがわかるかもしれませんね。
南里英語教室の理科の授業の中でも、学習の要点を押さえながら、理科の面白さを伝えていきたいと思います。
中学生の皆さん、2学期の中間テストに向けて一緒に頑張っていきましょう。
小城・三日月教室
小田