やっぱり本も好き

忘却率がUPしているのでメモとして

ココロの止まり木   河合隼雄

2005年05月22日 22時14分43秒 | 
『最近ノンフィクション作家の柳田邦男さんと対談した時に
「元気に生き生き」路線を強調しすぎると、なんだか
老化したり、死んだりすることが「敗北」と受け止められる
のではないか、なんといっても人間はみな死ぬのだから
「死のほうから人生を見る」ことも大切ではないかと言われた。
私は大賛成で、どうもその視点に欠けることが、
現在の人生論や老人論の問題ではないかと申し上げた。』
 いつも元気ではいられない、具合の悪い時もある。
 無理をしないで素直に自然にですね。自然という言葉を
 使うと吉田拓郎の唄が頭を流れる。
   自然であることの不自然さは~
     流行という名にもみ消され~

介護入門    モブ・ノリオ

2005年05月22日 17時11分47秒 | 
内田裕也さんが帯を書いているし、ロッカ-小説かと
とっつきが悪かったけれど、読み進むうちに何とも
真面目な愛情あふれる孫の介護話でした。
 「お見舞い」と「世話」は違う行為だ。
 重々身にしみました。とはいうものの
これは一面的な見方です。音楽と麻薬で表現
している主人公の内面は残念ながらおぼろげに
わかるかな・・・という程度です。