なんくるのひとりごと

日々の想いを言葉にしてみたい

思い返せば

2008-04-25 17:12:43 | 日記
4月8日は旧暦の3月3日だった。
沖縄流に言えば「さんぐぁちゃー」「はまうり」なとどいう。
女性の節句で、浜におりて身体を清めて一年間の健康祈願
それは、沖縄の昔話にも言い伝えがあり、
私の書いた「沖縄昔話の成果」にも載せてある。
女性たちがのんびりとご馳走を持ち寄り、一日農作業からの開放でも
あったのだろう。

さて、それで、今年もまた沖縄市の泡瀬の海岸での「はまうり」を
子どもたちと楽しんだ。
なんくる家のお母さんたちも一緒に浜うりに行ったので
そんなはなしをしたのである。
「もう、これで一年間無病息災だねー」と・・・。
ところが、その日、あまりにも長い間海に入りすぎて身体を冷やしたために
私は風邪を弾いてしまったのである。
なんと、愚かなことかと、今思い返せば反省をする。
子どもたちより一時間も早くに海にでかけて
膝まで潮に浸かりながら、一心にアーサーを採り続けて
時間もわすれて、夢中になり

子どもたちと一緒にまた、最後まで潮に浸かり・・・。
あのころはまだ肌寒かったせいか、
心胆は冷え冷えなのだが、心が躍っているものだから
一心にアーサーや、もずく採りを楽しんでしまったのである。

大丈夫大丈夫・・・。と、豪語してしまった。
何事も程ほどにという言葉を、いま、かみしめている。

誰に会っても「もう、年を考えながらねー」と言われて悔しいこと。