シニアの海外ステイライフ

年間1~2回海外ステイ日記、国内では毎日英語の勉強日記

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

台湾の現在、真実

2009-01-18 12:15:52 | Weblog
馬政権台湾の真実か?極めて明快なコラムである。
漢民族とは何かについても明確!

(アンディ・チャン氏のコラム)

『国家の罠』という真実を暴けた佐藤優氏には「自分の国」があるが、
同胞が粛清されても戦う意思すら持てない台湾人は哀れである。
***********************************

●漢民族はアイマイな混血民族

民族は国家を形成する要素だが民族だけが最重要ではない。アメリカのようにい
ろいろな民族が作った国家もあるし、日本のように一つの民族が国家を形成して
いるのもある。
中国には58の民族があり漢民族が最大というがこれはウソである。
もともと漢民族とは種々雑多な人種が混血したもので、漢民族とは他民族を征服
するた
めの便宜で使用する名称に過ぎない。
「漢民族」と「中国」とは二つとも便宜上の名称である。中国人が他国を侵略す
るときは「中国は一つである」と言って大中華思想を宣伝する。漢民族は曖昧な
民族の名称で、誰でも漢民族になれるし、誰でも否定出来る。中華民族と言った
ほうが事実に合致する。
 台湾には中国から渡来してきた漢族(ホーロー)と客家族、それに15種ほどの
原住民族がいる。これら民族間の混血はかなり進んでいるが、これを綜合して「
台湾民族」と呼ぶ。中華民族とは違うのである。

● 大中華思想の害毒

中国人の「大中華意識」の中では国家とはヤクザの集合体みたいなもので、漢民
族を親分とし、その他の弱小民族を征服して縄張りを拡張する。これが四千年も
続いてきたのである。
蒙古族が中国全土を占領して大帝国を作っても、彼らは蒙古族が一時的に中国で
元帝国を作り、蒙古族が親分になっただけであり、満州族が中国大陸を制覇して
清朝を作っても満州族が親分になっただけであると言う。
このような言い訳が「大中華」のウソとして「中国の歴史」に組み込まれる。
中国は一つしかない、万世一系である、といったウソを平気で中国の歴史に書い
てしまう。中国は一つの国ではない、四千年も続いている乱世である。

●陳水扁の逮捕は民族の対決である

蒋介石は毛沢東との戦いに敗れ、中国全土を逃げ回って最後に台湾まで落ち延び
た。彼は有名な「賊漢不両立」、つまり中華民国は漢であり毛沢東の中華人民共
和国は賊である、二つは決して両立しないと宣言した。
馬英九が中華民国の総統に就任すると、蒋系中国人は嘗ての蒋介石の言葉を忘れ
て全速力で中国接近を始めた。しかも陳雲林を台北に迎えて商業協定を締結した
が、協定の詳細は台湾人に知らせていない。中華民国の旗を撤去し、七千人の警
察を動員して台湾人の抗議デモを抑えたのである。
これは明白な降参だが、蒋介石の時代から一転して中国に接近するのはなぜかと
いうと、いま台湾で起きているすべての政治事件は中国人と台湾人の対決だから
である。
 蒋系中国人が毛系中国人と合作するのは、彼らが台湾人とは違う民族であると
いう証拠である。
それだから台湾人と対決するために毛系中国人の力を借りることも平気、つまり
大中華思想である。中国接近を始めた立役者の連戦を「呉三桂」と呼ぶことでも
わかるだろう。台湾人の連戦が中国に接近して中国人を台湾に導入した事実は、
呉三桂が満州族を中国大陸に導入して漢民族の明王朝を滅ぼした事実とソックリ
である。
 更に陳雲林が帰ると直ちに元総統・陳水扁の逮捕と、大量の陳政権の閣僚を逮
捕して人質裁判を行い、マスコミ操作で台湾人の制圧に踏み切った。つまり中国
人が台湾人の精鋭を一網打尽し、中国の武力の脅威を利用して台湾人の抵抗を抑
えたのである。
 これを見ると陳雲林の訪台と馬英九政権が中国と合作を始めた真意が明らかに
なる。
つまり中華民国と中華人民共和国の「両方の中国人」が合作して「台湾人」を制
圧する、二つの民族の対決なのである。
漢民族のもつ大中華思想は、チベット民族、ウイグル民族、台湾民族を漢民族の
統制下におく策略であり、馬英九政権の発足から台湾人が直面している民族の戦
いなのである。

●国家の罠は官僚の堕落

台湾人が大多数で中国人は15%しかないのにこのような恐ろしい台湾人の粛清が
起きるのだろうか。その答えは佐藤優の名著、『国家の罠』(新潮文庫)の中で
詳しく解明している。つまり、国家権力に追従して働く官僚に正義感はない。
彼らの関心は個人の保身と栄達、省益や個人の利益で、「国家捜査」という名義
さえあれば、国益に尽力した功労者でも総力を挙げて断罪し、些かも恥じるとこ
ろがないのである。
 佐藤優氏がこの本の第五章で書いている、国家捜査とはつまり「時代のけじめ
」をつけるために必要だということ、それはつまり、「当初から断罪する人間を
決めている」、だからいくらでも罪の基準を変えることが出来るし、「万一無罪
になってもこっちは組織のメンツにかけて上に上げる。最終的に無罪になっても
被告人が失うものが大きすぎる」と言う。これは実に的確であるし、恐ろしいこ
とである。

佐藤氏は西村検事が立派な人格者で尊敬を持って対峙した、と書いている。しか
し私にはいくつか疑問が残る。西村氏には正義感があるのだろうか? 検事とし
て国家国益のためにやったことは本当に国益に値するものだろうか? 佐藤氏の
言うように、西村氏は誠実で優れた尊敬に値する「敵」であったが、果たして彼
は尊敬に値する人間、日本国民だったか?

●官僚に正義感はない

馬英九の中国接近のために動員された警察が台湾人のデモ民衆を暴力で駆除し逮
捕する不合理と、検察官が陳水扁断罪のため嘘八百で特権を使って陳水扁を拘留
し、関係者も拘留して人質裁判にかける。
こんなことをやって手柄を上げたと得意になる台湾の公務員は、自分の行いが台
湾の国益に背く、台湾の滅亡に手を貸しているという犯罪意識はまったくない。
同胞を傷つける暴力行使を恥じる感覚は完全に麻痺しているのである。
 連戦、呉伯雄、王金平などの台湾人国民党員が台湾を中国に売り渡す急先鋒と
なって、台湾の奴隷化に尽力しているのは常識では説明できない。彼らは既に正
義感、廉恥の感覚を喪失しているのだ。

●人民は国家権力に対抗できない

佐藤優氏は国家の罠にはまり、国家と言う組織に断罪されたが、彼は組織と最後
まで戦う意思を捨てず、『国家の罠』と言う本を出して国民の良心に問うことに
した。佐藤氏にはまだ日本国という「自分の国」がある。台湾人には自分の国と
呼べるものがない。
 陳水扁を断罪した組織は中華民国で、台湾人の敵である。蒋系中国人は陳水扁
を始めとする台湾人の粛清を行っているのである。
馬英九政権は共産党の中国人まで味方にして台湾人を下等国民から中国人の奴隷
階級に引き下げるつもりである。台湾人民は実情を知らされないし、マスコミに
踊らされて陳水扁の断罪を喜ぶ者さえ居る。
「国家の罠」という真実を暴くことの出来る日本にはまだ救いがある。民族の対
決で、同胞が粛清されても戦う意思すら持てない台湾人は哀れである。

(アンディ・チャン氏は在米評論家。この文章はAC通信より転載しました)
コメント   この記事についてブログを書く
« わが国のシビリアンコントロール | トップ | 再び「日本に学べ」(人民日報) »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事