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【シリーズ】テレビの共認支配を暴く!(7)~TVと政治~

2007-05-01 23:44:52 | テレビの共認支配を暴く!
テレビと政治ってどんな力関係にあるんでしょうね?
ちょっと時代を追って整理してみたいと思います。

○~1960年代

まだまだ政治家の力がテレビより強かった時代です。
こんなこともあったようですし↓
>「ニューススコープ」(62年~)という番組があったが、報道内容が佐藤栄作(当時首相)の怒りをかい、自民党に事実上潰されたといわれている。<
るいネット【マスコミは社会・政治に対して何を成すようになったのか】より

○1970~2000

この期間に政治家とマスコミの力関係が逆転し、政治に対するテレビ(マスメディア)の影響力が大きくなりました。

まず、1968年にタレント議員の魁である青島幸男氏が参議院選で当選しました。
その選挙後に青島氏は「自分はテレビでの知名度が有って当選できた。選挙の立候補者も放送を通じて政見を述べれば良い」と語り(ウィキペディアより)、氏の提案で翌年の衆議院選挙から政見放送が実施されました。

以降は、政見放送の内容というよりは、テレビにおける露出度、扱いが選挙結果を左右する時代の幕開けと言えます。

そして完全に力関係が逆転した現象が、1993年の非自民連立政権の細川内閣誕生です。
長らく続いた自民党政権の崩壊には、「椿発言」が寄与した可能性があると言われています。

※椿発言:テレ朝の取締役報道局長であった椿氏が、日本民間放送連盟(民放連)の放送番組聞査会で「自民党政権の存続を絶対に阻止して、なんでもよいから反自民の連立政権を成立させる手助けになるような報道をしよう」という発言を行った。

○2001~

21世紀に入って、テレビと政治家の関係は再度逆転していきます。
特に顕著に現れたのが2005年9月のいわゆる“小泉劇場=郵政選挙”です。
この選挙で大きな働きをしたのが、自民党の「コミ戦」という特命チームでした。
何をしたかというと従来のマスコミとの対立路線から、味方につける路線への転換です。
それにより、自民党圧勝という結果をもたらしました。
参考:株式日記と経済展望【自民党のゲッベルス世耕弘成】
るいネット【小泉自民党の“コミ戦”世耕チーム】

一見、政治家がマスメディアのご機嫌伺いに転換したようにも取れます。
しかし、マスメディア側にとっても好都合だったんですね。

というのは、マスメディアというのは批判することを生業としていますが、いろんなものを批判して潰してきた結果、批判対象がなくなって困っていました。
また、人々はもはや批判だけでは見向きもしてくれなくなり、実は途方にくれていた状態だったんです。
そこで渡りに船と、権力批判から権力迎合に大転換し、牙を抜かれたわけです。

実際、ここ数年はマスメディアが咬みついても、政府が押さえ込むケースが増えています。
参考るいネット【メディアに対する政府の攻勢】

○じゃ、これからは?

さて、テレビ(マスメディア)と政治の力関係は大きく捉えると上記のような変遷があります。
しかし、気になったのは、結局テレビは政治に対して、いかに自分たちのネタとして扱うかという視点でしか、向き合ってこなかったのではないかという点です。

もちろん庶民の意識の問題もありますが、テレビはその絶大な発信力を持ちながら、庶民が政治に対して当事者意識を持つことを促進しなかったどころか、政治をワイドショー化することで傍観者にしていたのではないかということです。

現在、路上の声に耳を傾けると、若い世代からも国の借金、格差社会、イジメ、育児etc.様々な社会問題についての疑問が聞こえてきます。
そうした人たちはテレビからは何も展望が見えてこないと感じています。

庶民が、社会をどうするかという政治の当事者意識に目覚めた以上、テレビはその足枷にしかなりません。
自分たちでテレビ(マスメディア)に代わる共認形成の場を作って、みんなにとって何が必要かを判断軸に共認内容を定めていくことが、これからの政治のスタイルではないでしょうか。


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8 コメント

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テレビの傍観構造 (ヤガ)
2007-05-02 14:40:50
>結局テレビは政治に対して、いかに自分たちのネタとして扱うかという視点でしか、向き合ってこなかったのではないか

そうなってしまう一因は、テレビが『事実』より『視聴率』を優先しているから。
http://www.trend-review.net/blog/2007/04/000248.html
ネットが一番?! (kawaing)
2007-05-02 17:48:51
最近の調査によると、アメリカ大統領選の情報源として一番人気が、テレビを上回りネットになったらしい。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0704/10/news027.html

アメリカと言えば、日本以上にマスコミ支配が根深く、かつ政治とも濃厚に絡んでいる国です。この傾向は見逃せません。

日本でも同じ潮流が起こり始めているとすれば、TVと政治よりもネットと政治に注視しなければならないかもです。

近々、調査して記事UPします!
Unknown (パンダマン)
2007-05-02 19:42:40
 日本における現時点では、まだ新聞の影響力が大きいようです。ただ、ネット普及率高い、イギリス・アメリカ・韓国は5割程度の人がネットの情報により政治提起影響を受けているようです。

http://japan.internet.com/wmnews/20070322/4.html

 日本も徐々に高くなるんじゃないかと思います。

パンダマンさんへ (中年のおじさん)
2007-05-02 20:46:52
しかし、最近新聞を読まなくなったね。これでは、世論形成は難しいですね。
テレビの情報は、動画的かつ金時アメ(どのチャンネルも同じ内容で何度も何度も繰り返す)で洗脳されそうである。反芻してじっくり考える事ができない。之では、自信を持った判断は出来ない。

そこでネットの登場と思うが 現在ネットは情報が百花総覧で何が正しいのか、混乱してしまうのが中年のおじさんの悩みです。
中身が…>_< (さーね)
2007-05-02 21:39:30
ないんですよね。実は

政治家VSマスコミの争いから、単純に注目度が高いとかネタになりそうだとか。

問題をどーする?という取り上げ方をしない。

ネタが売れるか否か?

テレビから離れていくのは必然ではないかと思います
Unknown (yamasho)
2007-05-02 22:07:20
ずいぶん前から、テレビで見るのはスポーツぐらいですね。その他に、世界遺産とNHKスペシャルをたまに見るぐらいでしょうか。

4月29日のNHKスペシャルは日本国憲法制定時の特集をやっていたけど、憲法改正への流れをつくる布石?という感じがしないでもなかった。

結局、暇つぶしにしかならん代物ですね。
こめんつありがとです♪1 (ニシヒデ)
2007-05-03 03:18:27
テレビが『事実』より『視聴率』を優先しているから。(ヤガさん)

でも、決して『視聴“者”』を優先することはないんですよね。利用することはあっても。。。

TVと政治よりもネットと政治に注視しなければならないかもです。(kawaingさん)

確かに。
世耕氏のコミ戦もブロガー等にも手を回していましたね。
調査記事に期待してます☆

日本も徐々に高くなるんじゃないかと思います。(パンダマンさん)

小さい頃からネット慣れした世代が増えてくると、増加してくるでしょうね。
自ら発信できることが政治意識を高めそうですね。

現在ネットは情報が百花総覧で何が正しいのか、混乱してしまう(中年のおじさんさん)

これはおそらく多くの人が感じていると思います。
ネット界も整理・ヒエラルキー化が必要な段階ですね。

こめんつありがとです♪2 (ニシヒデ)
2007-05-03 03:27:00
テレビから離れていくのは必然ではないかと思います(さーねさん)

人々がテレビから離れた後に向かう先として、なんで屋は中身のある発信をしていきます☆

結局、暇つぶしにしかならん代物ですね。
(yamashoさん)

“暇”を新しいことに向けさせずに潰させる装置だとしたら、危険極まりないですね。
惑わされずに“暇”を有効活用したいですね。(そしたら暇とは言わないか…)

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