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なんでや劇場レポート3「力による制圧が成されると、どーなる?~婚姻制~」

2006-11-30 22:16:41 | なんでや劇場
さて、iwaiさんに続きkawaiさんにてレポートバトン受け取りたいと思います。

今回は、激動の時代における男女の意識構造~婚姻制はどーなったか?について。

●父系制への転換~ボス集中婚→勇士嫁取り婚→一対婚へ

遊牧は男だけの小集団から始まり(参考:遊牧は、男だけの小集団から始まった!)、人口増に伴う遊牧範囲(縄張り)拡大の過程から、徐々に娘移籍へと転換。父系制の始まりです。

その結果、母系制の元で形成されていた女たちの安心基盤は解体され、女の不安→不満の爆発へと繋がって行きます。

娘移籍は、人口増加により独立性の高い遊牧集団の統合度が下がる事を防ぐ為の成員交流システムとして誕生する訳ですが、ただでさえ貧しい遊牧生活に食い扶持を増やす事になる為、娘移籍時には、娘と共に持参財(家畜などの財産)を持たせるという仕組みが出来上がりました。

しかし、元々は家畜を増やす為の手段として遊牧システムが出来上がった訳で、最初に家畜移籍のシステムが作られ、後に家畜に娘も付ける仕組みへと発展したそうです。

移籍先の集団でかわいがって貰えるかどうかは、家畜などの質や量に規定されていた訳です。すでに、モノの方が重宝されていた事を考えただけでも、女の不満度が高まるのは頷けます。いくら頑張ろうとも、不満が発生してしまう構造的欠陥を既に抱えていたのですね。

>★「共認充足が拠り所」から「モノが拠り所」に。蓄財意識が芽生える。
>★「共有財産」から「私有財産」への意識上の変化が生まれる。
前稿参照

で、女達の不満が爆発し、性的自我が肥大化していく中、男達の意識はどーなっていったか?

遊牧は貧しいとは言え、集団としては人口増へ向っていた訳で、遊牧という生産様式も一定確立・安定する事で、生存圧力(外圧)は低下。

>また集団全体が、自集団の利益第一に染まっているため、縄張拡大能力(≒蓄財能力)が高い男が台頭する。結果、男たちの不満→冷戦状態も生じる。(前稿参照

そう。冷戦状態どころか、男達の発散欠乏も高まり、ついに長年封鎖されていた性闘争本能に点火

第一段階としては、この男達の性闘争を活力に転換させる仕組みとして「勇士格」を設け、一定の基準を充たした男には嫁を与える仕組み「勇士嫁取り婚」を形成します。
しかし、さらなる外圧低下・人口増は続いていく。略奪闘争によって既に本源集団は解体されつくし、さらに性的自我を肥大させた女と性欠乏の肥大した男が増えて行くとどーなるか?



抜け駆けの性闘争勃発です。要は、不倫が常態化して行った、という事なんですが、規範破りの続出というのは集団にとっての危機そのもの。そこで、規範破りに対しての制裁強化「参考:最古の法典、シュメールの「ウル・ナンム法典」-2:婚姻・奴隷関係」を行うが、それでも一向に納まらない。どーする?

まず、女を欲しがる男達に対し、女達は自らの性を武器に「性的商品価値」を形成します。
性はめったな事では手に入らないものとして、自らの価値を吊り上げていく作戦に出た訳です。

現代のデパートや美容・おしゃれの源泉は、実はこんな所にあったんですね

そして、男達は女が欲しければ私権を手に入れるしかない。

>男たちの性的需要に対して、挑発しつつ供給制限を行うことで、性的商品価値はつり上がってゆく。(古バビロニアでは「婚資」は銀500g≒月収の約40ヶ月分であったという)(一対婚家族の起源)

遊牧時代には、女が嫁ぐ為に財産を持ち込まなければならなかったのですが、いつのまにか婚資が逆転。
しかも、女一人を手に入れる為には、なんと給料の40ヵ月分
3年3ヶ月も必死で貯めた財産を投げ打って女一人を手に入れ、さらにはその後一生の面倒を見ることになる男の運命たるやいかに(後はご想像にお任せします。。。)

ちなみに、実際若雄にはそんな支払い能力は無く、親が払うのが常識だったとか。

さて、男が私権を手に入れる事の最大目標はこのようにして女の獲得へと向っていった訳ですが、その為には当然私権の基盤となる私有財が必要になります。ここで、土地が集団所有→占用→私有へと分割されていき、さらには性的商品価値の成立と同時に、性市場の拡大へと一気に突き進む事になります。

このような男と女の意識構造を見ると、既に集団も減ったくれもない無秩序な状態がイメージされますが、これらを力の原理で統合する、というのは具体的にどーゆう事か?

ここでバトンタッチ。続きお願いしま~す。

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by kawaing
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3 コメント

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なんでや劇場の気づき (ニシタニ)
2006-12-01 01:35:50
今回のなんでや劇場、僕も参加しましたが、多くの気づきがありました。

中でも大きな気づきは、勉強店の中で出てきた、身分制度=奴隷制度と言う固定観念。若者の多くがこの固定観念を持っている。

身分制度とは、支配者側の都合で作られていくもの。(私権の獲得→遺産分配の問題→終身固定の身分制度)決して奴隷制を起点に作られていくものではない。
奴隷=身分制度→問題!と考えるのは現在の歪んだ歴史教育によって作られた固定観念。

問題の本質は、私益第一から発生する略奪闘争は力の序列原理でしか制圧できない→身分(=格差)が必然的に発生することにある。
奴隷が開放されたところで、私権の強制圧力がある限り、この力の序列原理→身分の発生の現実は何も変わらない。奴隷解放=自由の象徴とするアメリカの歴史認識は完全な欺瞞・倒錯!

この構造は、奴隷制度=身分制度と捉えている限り、絶対に認識できません。如何に現在の歪んだ歴史教育が恐ろしいかを改めて実感しました。
Unknown (iwai)
2006-12-01 01:48:55
婚姻制について、関連記事を書きましたので、こちらも見てください!

一対婚家族の起源
↓↓↓
http://www.katei-x.net/blog/2006/11/post_56.html
身分と国家 (kawaing)
2006-12-01 15:44:33
ニシタニさんのコメントにある通り、力による制圧=身分序列による統合=国家、といった辺りの正確な認識と定義は社会構造を把握する上でとても重要ですね。

その辺り、次のレポートバトンを受け取る方にまとめを期待してます!

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