
■社会状況
GWが終わり、人々が現実を直視し始めていると感じる。
路上でやりとりする中で感じられたのは以下。
○節約志向から仕事で成果が上げにくくなっている
→特に管理職世代に元気がなく、金曜の夜でも飲んでる人は少なかった。話しかけても「元気でないよ~」と苦笑していた。
→話し上手も仕事能力(特に営業能力)を上げるために聞いてくる人が多い。若手社会人に多く、真剣に聞いてくる。
→経済への関心が高くなっており、デモボードは注目を集めることが多い。
○放射性物質による汚染食品増からくる食糧不安
→農に対する関心が高くなってきている。言葉としては発せられないが、潜在的な食糧不安から注目している人が多い。
○特権階級の無能→今後の教育or密室家庭どうする?
→家庭ブログチラシが飛ぶように持っていかれる。子持ちの知り合いと話してみると、家庭に閉じこもらず外に出たい。勉強だけの子にしたくない。という声が強い。本来あるべき集団や教育、つまり共同体や全人教育が求められているからではないだろうか。
→また、上記にもつながるが、教育としての農に対する期待感も高まっている。農は現状の課題を全て解決できると言っても過言ではない。農業ブームが再加速する?
○マスコミ不信増
→先週は、原発ニュースは減ったが報道番組で反原発報道がながれたことにより、大衆はマスコミに変な不信感を抱いたのではないだろうか?お題ボードを見せるとマスコミお題に興味を持つ人が多くいた。
◎今週も直接的な原発問題を聞かれることはなかったが、上記の意識は全て原発問題に起因する。
☆表層的には身近な課題への関心が高く、原発への関心が低いように見えるが、どの課題においても原発事故の状況認識が不可欠であり、答えはそこに踏み込まないと出てこない。
■今週の方針
先週の「話し上手」「やる気」入り口お題に加えて、今週は「仕事を楽しくするには?」「今求められる人材って?」「今注目の教育って何?」「新しい農のかたち」「マスコミが事実を伝えないのはなんで?」「今後の経済どうなる?」などの身近に感じられる社会課題を打ち出し、幅広く巻き込みをはかる。
また、原発にからめて「福島原発事故により食品どうなる?」「放射線は何が危険?」なども反応がありそう。状況をみながら打ち出していく。
⇒「事実に基づく状況認識」はもちろんのこと、それに加えて「充足を感じられる場」をアピールすることで、可能性を感じてもらい食いつきがさらによくなると考えられる。最近の探索基調は不安発から来ている部分も多いので、今週は特に「充足の場作り」をアピールすることで可能性を感じてもらい、協働者獲得につなげていきたい。