七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

古家 再リフォーム開始です ~古家再リフォーム1

2008年09月02日 | 古家再リフォーム
 築50年近い古家の 再リフォーム 開始です。

もう、古家には、
夫の木工道具と木工品、そして
みかん宅配用品や妻のハーブクラフト材料が
残っているだけです。


5年前、大三島移住当時にリフォームした古家は、
所帯道具がなくなり、掃除すると、
住んでいた頃より、すっきりと、綺麗なものです。

当初より、古家は、
木工作業場と、木工品のショールームにする
夢がありました。


がらんとした古家
床の間に、七曜工房の木工品を、ちょっと飾ってみた。


 しかし、
  古家は、台風時の高潮で浸水する心配があるので
  夫は、床を上げて、天井を抜くという、
  大改修工事をすると言い出しました。


 なに 
  
  天井を抜いて、床を上げるぅ~ 
  また、家ごと、倒れるでぇ~ 
  
  絶対、反対 
  古家の構造には、決して触るな

  築100年廃屋倒壊事件を、忘れたのか 
  
  今度も、倒壊したら、下敷きになって、死ぬで。

  妻は、夫の古家大改修案には、猛反対です。



 実は、5年前。
  夫が、築100年の廃屋を解体中に
  突如、柱が揺れて、廃屋本体が倒壊したのです。



築100年の廃屋が解体中に倒壊した直後


九死に一生を得た、鳥肌の立つような感覚を
夫も、思いだしたのか、

古家の再リフォームは、

“できるだけ、簡易に 安価に” が 基本方針になりました。



しかし、
労力と努力だけは、決して、惜しむことのない夫です。

まずは、
天井裏の掃除から始めたではありませんか。


古家の土ぼこりの元凶は、
屋根の葺き土や天井裏の壁土にあるというのです。


天井裏の壁土の様子 屋根裏からは、葺き土も落ちてくる。


ホウキとチリトリ、掃除機を持っての屋根裏掃除です。


天井裏に上がり、レーキで、壁土や、落ちてくる屋根の葺き土をかき集める夫



「天井抜かんといてや~!  落ちんといてや~!」
「ネズミとかヘビとかが、住んでへん?」

天井裏のおぞましさに、怖気づき
下から、叫んでの応援だけを する妻です。



 リフォーム材も届きました。
  今度は、あまりムク材に、こだわらず
  壁や床材は針葉樹のベニヤ板です。


材木屋のおニイさんとも、すっかり顔馴染みになりました。




ショールームは、2部屋を畳のまま使うつもりです。

が、畳の高さが違っていて、フカフカが気にいらないとか
あら床板を張り直します。

あ~ぁ なにも、全部張り直すことないのに。



ショールーム予定の部屋の畳を上げて、あら床板をはずす。

結局は、全部張り直し、補修もして、
納得のいく水平の床に仕上げています。



コツコツの、あら床板を張り続ける夫




木工室に改造予定の4部屋は、
100キロもの木工機械を、いくつも置くので、
床の補強が必要です。

根太を増やして、補強するらしいですが、
元の根太を、やっぱり全部、はずしてしまいました。




根太の高さが、微妙に違っているのが、気にいらないのです。
まっすぐ、キッチリ、すっきりが夫の信条ですからね。

夫の満足、納得いくように、
調整しながら、水平に、高さを合わせて、
細かく、たくさんの根太を打ち直しました。




しっかりと補強した根太の上に、
針葉樹のベニヤ板を打ち付けて
木工室の床は、頑丈にします。


針葉樹のベニヤ板を張る。


木工室の木ほこりが、
ショールームに、はいりこまないように
これも、針葉樹のベニヤ板の壁で仕切るつもりです。



壁下地出来上がり





天井裏も床下も大掃除できました。
畳も、干しています。
クモの巣も、綿ぼこりも、土ぼこりも掃除しました。

なんで、
住んでいる時は、
こんな風に、掃除しなかったんやろうね。






大三島移住直後の、古家リフォームの様子は, こちらです。

築100年廃屋倒壊物語は、こちらです。





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2 コメント

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Unknown (たつ)
2008-11-01 21:30:06
この古家は、私の父が若かりし頃建てた家みたいです。私が興味があって開いてた七曜工房さんのホームページを、偶然に父親が見てわかりました。
今治に住んでいますが、その昔大三島の甘崎で大工をやっておりました。父親は71歳ですが、ちょうど私(41歳)が、母親のおなかにいる頃だそうです。施主の所有する山から切り出した木を使っているとか言ってましたよ。外国材も普及しはじめた頃だったらしいですね。上の屋根と下の屋根の間が少し狭かった(バランスがのこと)とぶつぶつ言っておりました。
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たつ様 (七曜工房)
2008-11-24 14:00:43
びっくりしました!

「どこの大工さんが建ててくださったんだろう」 と
いつも、夫と話しておりました。

話が合います♪ あいます♪
売主さんが、梁の松の木を 前の海に沈めて乾燥させていたと、言われてました。

リフォームしていると、古材を使ったり、いろいろ苦心や思い入れが分かり、成程と感心しています。

2回も、浸水にあっているので、土台の束などが、腐っていたり、白蟻の被害にあってないか心配でしたが、大丈夫なようです。

来春頃には、ショールーム&ティールームとしたオープン予定です。
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