七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

初日の出 初ヒジキ

2009年01月02日 | 大三島での生活
しまなみ海道の岩城島へ
みかん農家になろうとして、島通いをしていた頃

 「お百姓さんは、朝星夜星」と、教えてもらったことがある。

しかし、生来が、夜型人間の我々夫婦。
夜は、いつまでも、星を見ながらでも、働くけれど、
朝は、星どころか、日の出さえも見ることができない。

 夫は、勤めていた頃同様に
 「8時50分には、仕事を始めていよう」
 と、自分なりの規則を作ったので、通勤時間がない分、
 散歩をしたり、朝食の野菜を収穫したりして、
 朝のひとときは、ゆっくりと過ごし、楽しんでいる。


しかし、朝寝坊の我々夫婦も、

2009年元旦の初日の出は、見そびれてしまったけれど、
1日遅れの、初日の出は、拝めそうである。

1月2日 日の出時間 7時14分
    小潮 7時23分 潮位 35㎝


寒ヒジキ、初ヒジキ刈りのチャンスである。


朝方、日の出前の薄暗い時間に、
潮位が低いと、海面に現れたヒジキが、
よく見えて、刈り易いのである。



朝日が昇ろうとする そして、潮が一番引いている 午前7時前




ヒジキの生えている岩場に到着
あと1時間足らずで潮が満ちると、ヒジキが隠れてしまう。




ヒジキを刈っているうちに、朝日が昇ってきた。




ヒジキを刈り終えた頃にはすっかり陽も昇り、明るくなった。
刈りとった後のヒジキが、よく見える。




濡れたヒジキの詰まった、ずっしりと重いキャリーを運ぶ
海岸の道は、長くて遠くて、そしてとても歩きにくい。




恒例のヒジキ炊きが、
我が家の新年会になりそうです。


火を炊き、鉄の大鍋に湯を沸かし




刈り取ってきた茶色のヒジキを入れると
サッと、きれいな緑色に変わる。




茶色く、軟らかくなるまで、焚くこと1時間余り、


薪は、みかんの木です。


炊き上がったヒジキを引き上げて




カラカラに乾くまで、1週間程干す






ヒジキ炊きの時の昼食は、
焚き火で焼いた小芋の焼き芋、
酢味噌で食べると、ねっとり、あっさり、
サツマイモとは、また違う味で美味しい 





2006年12月のヒジキ刈り・ヒジキ炊きの様子は、こちらです。

2008年1月のヒジキ刈り・ヒジキ刈りの様子は、こちらです。