ナナッテ先生のおせっかいブログ

自己実現のために……

“三単現のs”で撃沈する中1男子

2015年09月03日 | コラム・雑感
能力の割に英語を苦手とする受験生をカウンセリングすると、多くの場合“三人称単数現在のs”に行き着きます。中学1年生にとっては難易度が高いことに加えて、学習する時期がもたらす心理的要因も大きな影響を与えるようです。

1学期の英語は、お遊び的な要素が強く、単語は日用品ばかりで、習う文も簡単な挨拶のみ――。聡明な男子ほど価値判断を下すのが早い傾向がありますが、そうした授業内容に「英語は、ちょろいぜ」見切ってしまいます。それが、認識の甘さ、対応の遅れ…となってしまうのです。

夏休みの影響もあります。三単現のsは、2学期の初めに学習することが多いのですが、夏休みをはさむと学習意欲が低下する、学習習慣が崩れる…と弊害が生じます。夏休み明けのだらけた気分が緊張感の欠如につながります。

加えて、中学入試を経験した男子が危ない。合格者は、いつまでも祝勝ムードに浸り、そうでない者は、いつまでも未練をひきずり痛手から立ち直れない。

三単現のsは最初にして最大の波です。これを乗り越えないと、英語が苦手になってしまいます。英語に留まらず、他教科にも悪影響を与え、最悪の場合勉強嫌いになる恐れも。ですから、油断することなく、しっかりマスターしましょう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿