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赤ちゃんの“営業スマイル”

2017年06月20日 | コラム・雑感
世は空前のペットブーム。ペットの数が子どもの数を超えたとか。しかし、人間だけではないでしょうか、他の動物に愛玩の情を抱くのは。肉食獣にとって小動物は捕食の対象でしかありませんから。これは、人間が生き延びるための工夫として培ってきたかもしれません。

生まれたての赤ちゃんを可愛いと感じるのは近親者だけですが、生後3か月を過ぎると「あら可愛い」「女の子?」…と見ず知らずの他人にも可愛がってもらえます。大輪の笑顔を見せるようになるからです。これを発達心理学では「三ヶ月微笑」といい、社会性の獲得の第一歩と捉えているようです。私は、生き延びるための工夫:種の保存がなせる技と考えます。

食糧を得るために集団を形成した人間は、子育てでも協力体制を形成したものでしょう。人間は、共同養育によって生き延びてきたといわれます(『人間とは何か』松沢哲郎)。

医療が整っていない昔は、産後の肥立ちが悪くて母親が亡くなることも多かったようです。動物の世界なら、母の死は子の死を意味します。しかし、まわりの大人たちが共同して育てて、それを防いだ。

今も我々の体には、生き延びるための様々な工夫が凝らされているのですが、感情もその一つといえるでしょう。折に触れて特有のホルモンの分泌が促され感情が形成され、その感情が行動を左右するのです。他人の子でも可愛いと慈愛の気持ちを抱く。赤ちゃんも「可愛がってね」と愛想をふりまく。という図式が出来上がったのです。逆をいえば、それができる集団が生き残ったのでしょう。

いまだに日本人は「三歳児神話」の呪縛から逃れられないようです。少子化の元凶に保育園の不足が挙げられますが、抜本的に解決するには原点回帰して共同養育の道を模索すべきではでないでしょうか。

それにしても、大輪の笑顔は「パパ、大好き」という感情表現だとばかり思っていましたが、キャバクラ嬢も顔負けの“営業スマイル”だったのですね。

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