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2-1「離婚適齢期」

2019年11月12日 | 『少子化問題を考える』


2-1「離婚適齢期」


 「子は鎹(かすがい)」という言葉があります。子どもの存在が夫婦の絆を強めてくれるという意味ですね。たしかに、子どもは、いつでも夫婦間の共通の関心事です。喧嘩の絶えない夫婦でも、子どものためなら一致団結することもしばしば―。

 一方で、「あの夫婦は子どもがいないから、いつまでもラブラブなのよ」ともいいますね。これは、子どもがいることでかえって夫婦間の愛情が冷めることが多いことを言い表しているのでしょう。実際、子どもがいるカップルの方がいないカップルより離婚しやすいといいます。それを裏付ける数字があるのです。
 最新のデータによると、1年間に離婚したカップルのうち、子どもありが14万3,834組、子どもなしが10万7,302組となっています(『離婚に関する統計』厚生労働省)。その比率は、およそ3:2。子どもがいると離婚率が高まると示しているのです。どうやら「子はかすがい」ではなさそうです。
 もっとも、このデータは子どもについて「親権を行わなければならない子」と定義しています。これでは0歳から19歳までの広範囲にわたり、中には成長して養育を必要としない「子ども」も含まれます。
 そこで、実態をもっと細かく表しているデータもご紹介しましょう。次のグラフをご覧ください。離婚時に末子は何歳だったかを示しています。

「母子世帯になった時の末子の年齢」

平成28年度 全国ひとり親世帯等調査結果報告」厚生労働省
をもとに作成

 これによると、離婚時に末の子どもが3~5歳だったというのが401世帯なのに対して、0~2歳は792世帯と、わずかな年齢差でも顕著な違いが。子どもが2歳未満のときに離婚したカップルが圧倒的に多いことが分かります。逆にいうと、この時期に離婚しやすいといえます。いうなれば「離婚適齢期」。
 
 この2歳という時期に特別な意味がありそうです。 次項でさらに掘り下げることにしましょう。

余談ですが;
 ミツバチのオスは、交尾の直後に死んでしまいます。ミツバチに限らず、ほとんどの生物において、男女間の「愛」は交尾の瞬間だけのようです。ところが、人間の場合、すべての夫婦が子どもが2歳になったからと離婚するわけではなく、長年連れ添う夫婦も珍しくありません。なぜ人間の愛は長持ちするのでしょう。それは、カップルで子育てにあたった方が子どもの生存率が高くなるからです。





7:31 2019/11/12











参考:
『愛はなぜ終わるのか』ヘレン・E・フィッシャー〔草思社〕
『NHKスペシャル「女と男」~最新科学が読み解く性~第1回 惹かれあう二人 すれ違う二人』2009年1月11日放送
NHK『あさイチ』「夫婦を壊す?!“産後クライシス”」2012年9月5日放送
働く妻と専業主婦の「幸福度格差」が示す、日本社会の厳しい現実(佐藤一磨) | 現代ビジネス
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/67894

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