田坂広志さんのことについて、こんなに書いてます。
ほとんどの本は読んだし、セミナーや講演会にも行きました。
凡人さんも最近「才能」という記事書いてますし、Danchoさんもたくさん取り上げられています。
操作主義
田坂さんの新刊
3の原則
お気に入りのメルマガ
田坂さんのサイトに。。。
ブログの来し方行く末
田坂さん特別講演会
戦わない経営
羽生三冠の活躍
ボナンザの大局観
パーソナリティ力
パーソナリティ力と将棋
行き着くところは同じこと
田坂さんからリンク
もうひとつの生き方・その2
元気の『おすそ分け』
恵まれていること
リスクテイキングマインド
匠の技
一芸に徹すれば、万般に通じる
複雑さの単純化
複雑系・その後
判断基準
マジックはない
辺境の人々
田坂さんの最近のメルマガから引用させてもらいます。
「無意識の権力」
------------------------------------------------
政治の権力について
しばしば語られる小話があります。
ある国で、軍事クーデターが起りました。
クーデターの首謀者である将軍は、
民政を倒して独裁体制を敷いたのですが、
そのクーデターを国民が支持しているかが
気になりました。
そこで、その将軍は、年寄りの労働者に変装し、
人々の集まる映画館に行ってみました。
映画の前のニュース放映のとき、
最近のクーデターが報道され、
画面に、戦車に乗った将軍が登場しました。
すると、映画館にいた観客は全員総立ちになり、
将軍を誉め讃える拍手を送ったのです。
満場の観客が拍手する姿を見て、
「このクーデターは、国民から支持されている」と
感激して椅子に座り込んでいた将軍に、
隣で立って拍手をしていた若い労働者が、ささやきました。
おい、じいさん、拍手しな。
拍手しないと、殺されるぜ。
思わず笑いを誘う、この小話。
しかし、一人のマネジャーとして
この話を読むとき、
それが、政治についての風刺であることを超え、
マネジメントについての警句であるように
思えてきます。
なぜなら、
マネジャーが無意識に振り回す権力
それは、しばしば、メンバーから、
自分の好む意見を引き出してしまうからです。
------------------------------------
怖い話です。
以前、すべては自己防衛のためという記事を書きましたし、現代の閉塞したビジネス社会において、大きな警鐘になる例えだと思います。
リスク回避、保身、防御、ということばかりに目が行き、長いものには巻かれろ的な生き方が蔓延しているように思います。
立ちはだかる大きな壁を突破しようとする気力も情熱もなく、ただただおとなしく、目立たずに波に押し流されていく。
そういう状況に浸っていると、最初はいやで仕方なくそうしていたのが、次第に自ら進んでそう思っているかのようになってくる。思えてくる。
田坂さんはマネージャーの立場として無意識に権力を振り回すことを危惧しているのだけど、逆の立場としても、無意識のうちにそういう体質が身についていく。
少しだけ謙虚さをなくしたマネージャーに、増殖したイエスマンたちが周りを固めていく構図。
絶対におかしいよ。許せない!
ちょっと違うんだけど、とりあえず仕方ないしまあいいや。
まあ、これでいいんだよな、考えてみれば別におかしくないもの。
うん、何も問題ないな。うまく行ってるようだ。
「自己正当化」と「慣れ」とが、混ぜこぜになってそれが当たり前のようになる。
無意識に彩られた虚飾の日常が進行していく。
ほんのちょっとのことから始まったことだったのに、加速度的に閉塞感が増大し、スパイラル状にとんでもないことになっていく。
『勝負の女神が微笑むのは、謙虚さと笑顔。』
つねに謙虚で、明るく。
と、名著「運を育てる」で、米長邦雄永世棋聖が語ってます。
勝負の女神だけでなく、ビジネスの神様も人生の神様も、きっと同じなのだと思います。
ほとんどの本は読んだし、セミナーや講演会にも行きました。
凡人さんも最近「才能」という記事書いてますし、Danchoさんもたくさん取り上げられています。
操作主義
田坂さんの新刊
3の原則
お気に入りのメルマガ
田坂さんのサイトに。。。
ブログの来し方行く末
田坂さん特別講演会
戦わない経営
羽生三冠の活躍
ボナンザの大局観
パーソナリティ力
パーソナリティ力と将棋
行き着くところは同じこと
田坂さんからリンク
もうひとつの生き方・その2
元気の『おすそ分け』
恵まれていること
リスクテイキングマインド
匠の技
一芸に徹すれば、万般に通じる
複雑さの単純化
複雑系・その後
判断基準
マジックはない
辺境の人々
田坂さんの最近のメルマガから引用させてもらいます。
「無意識の権力」
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政治の権力について
しばしば語られる小話があります。
ある国で、軍事クーデターが起りました。
クーデターの首謀者である将軍は、
民政を倒して独裁体制を敷いたのですが、
そのクーデターを国民が支持しているかが
気になりました。
そこで、その将軍は、年寄りの労働者に変装し、
人々の集まる映画館に行ってみました。
映画の前のニュース放映のとき、
最近のクーデターが報道され、
画面に、戦車に乗った将軍が登場しました。
すると、映画館にいた観客は全員総立ちになり、
将軍を誉め讃える拍手を送ったのです。
満場の観客が拍手する姿を見て、
「このクーデターは、国民から支持されている」と
感激して椅子に座り込んでいた将軍に、
隣で立って拍手をしていた若い労働者が、ささやきました。
おい、じいさん、拍手しな。
拍手しないと、殺されるぜ。
思わず笑いを誘う、この小話。
しかし、一人のマネジャーとして
この話を読むとき、
それが、政治についての風刺であることを超え、
マネジメントについての警句であるように
思えてきます。
なぜなら、
マネジャーが無意識に振り回す権力
それは、しばしば、メンバーから、
自分の好む意見を引き出してしまうからです。
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怖い話です。
以前、すべては自己防衛のためという記事を書きましたし、現代の閉塞したビジネス社会において、大きな警鐘になる例えだと思います。
リスク回避、保身、防御、ということばかりに目が行き、長いものには巻かれろ的な生き方が蔓延しているように思います。
立ちはだかる大きな壁を突破しようとする気力も情熱もなく、ただただおとなしく、目立たずに波に押し流されていく。
そういう状況に浸っていると、最初はいやで仕方なくそうしていたのが、次第に自ら進んでそう思っているかのようになってくる。思えてくる。
田坂さんはマネージャーの立場として無意識に権力を振り回すことを危惧しているのだけど、逆の立場としても、無意識のうちにそういう体質が身についていく。
少しだけ謙虚さをなくしたマネージャーに、増殖したイエスマンたちが周りを固めていく構図。
絶対におかしいよ。許せない!
ちょっと違うんだけど、とりあえず仕方ないしまあいいや。
まあ、これでいいんだよな、考えてみれば別におかしくないもの。
うん、何も問題ないな。うまく行ってるようだ。
「自己正当化」と「慣れ」とが、混ぜこぜになってそれが当たり前のようになる。
無意識に彩られた虚飾の日常が進行していく。
ほんのちょっとのことから始まったことだったのに、加速度的に閉塞感が増大し、スパイラル状にとんでもないことになっていく。
『勝負の女神が微笑むのは、謙虚さと笑顔。』
つねに謙虚で、明るく。
と、名著「運を育てる」で、米長邦雄永世棋聖が語ってます。
勝負の女神だけでなく、ビジネスの神様も人生の神様も、きっと同じなのだと思います。
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