即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

線路内人立ち入りの心理学

2012年03月24日 10時27分34秒 | 「線路内人立ち入り」研究
最近はかなりブログ更新をさぼっているというのに、時々突然かなりのアクセスが殺到することがある。
そう、ご存じ、「線路内人立ち入り」によるものです。
相変わらず世間では頻繁に人が線路内に立ち入っていて、そのために電車が遅れ、現代人のストレス増加の一因になっているようです。

なんで急いでいるのに電車止まっちゃうんだよ。
えっ、線路内に人が立ち入っただとお?!
なんでまた、線路になんか立ち入るんだよ、人騒がせな。
そんな馬鹿なことしてんのは、どこのどいつだ、出てこい!
大体なあ、電車がしょっちゅう走ってるというのに、線路内に立ち入るなんざあ、自殺行為じゃねーか。
たくさんの人に迷惑かけた上に、そんなあぶねえ橋を渡るなんざ、そんじょそこらの素人じゃねえな。

どちらにしても、線路内人立ち入りはますます横行しているようだし、それに出くわした人は、
『大体、線路内に人が立ち入るっていうのは、どんな奴がどんな時にどんな気持ちで何のために入り込むんだ?』
って疑問が渦を巻くことになる。

そんな折、つい最近のYahoo知恵袋に出てました。
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質問:

心理学の見地から、どう思いますか?
最近も、JR等で「線路内に人が立ち入ったため、遅れております。」と言うのが私のいる地域では多い様に思います。 人が立ち入るにも様々なパターンがあると思うのですが、心理学的に考えて、なぜ立ち入ってしまうのだと思いますか?

ベストアンサーに選ばれた回答

意識して線路内に入り込み、自殺をしようとする人が多いと思います。
瞬間的に“魔が差した”人もいると思います。
それと同じくらいに「無意識」に入り込んでしまう人もいると思います。
線路や踏切、ホームなどに、まるで何かの力で背中を押されるような感じでフラフラと入り込んでしまうのです。
“憑りつかれた”ように夢遊病みたいな感じになってしまうのです。
精神状態が正常な判断をくだせなくなっています。
線路の上で寝転ぶ、うずくまる、しゃがんでしまう、動けなくなる、
みんな自分の意志ではなく何かの意志に操られています。
この人たちの“目の焦点”は合っていなく、しかもうつろで、向こうの世界を見ているのだと思います。
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うーん、線路内人立ち入り研究者から見ると、いかにもというアンサーです。
もちろんケースバイケースなので、上記のような心理状態のこともあるのでしょう。

魔がさした、無意識、夢遊病、とどれも正常な心理状態ではない、とのことですが、これは部分的で一面的な解釈です。

どういう心理状態で立ち入った人が何%か、というデータは残念ながらありません。
東電と同じように、JRもこの手のデータを開示してくれません。
というよりも、どこかの議事録取ってないのと同じ類の話で、基本的にデータ取って分析するということをやってません。
何の問題意識もありません。

過去、この問題について掘り下げ、JRや新聞社などに問い合わせの電話、メールもたくさんしました。
まだまだ解明できてないこともたくさんあり、奥の深いテーマであるので、(最近さぼってましたが)今後もライフワークとして真剣に取り組んでいく所存です。

なぜ、人は線路内に立ち入るのか?

つまり、線路内人立ち入りの問題を研究する、ということは、紛れもなく現代社会そのものを研究する、ということに他なりません。

現代人の、心理、生活、欲求、などが、線路内の事件、事象に見事に凝縮されているのです。


過去数年にわたり研究を重ねてきた足跡をご覧ください。
線路内人立ち入り研究アーカイブ

そして、どうも不可思議で腑に落ちない、適切な解が見つからない、と皆がもやもやしていたところ、一昨年秋に、
『線路内人立ち入りっていうのは、JRの隠語で痴漢が現れたってこと』
という都市伝説が突然流れ始め、このブログはいまだに破られていない過去最高アクセス数を記録しました。
いまだにtwitterをはじめとしてネット上の話題になっているようだし、ハナからそう信じて疑わない人もかなり増殖しているようです。

「線路内人立ち入りは痴漢の隠語」都市伝説
線路内人立ち入りと隠語のお勉強
線路内人立ち入り痴漢隠語都市伝説・その2
線路内人立ち入り痴漢隠語都市伝説・その3

そして、その後の考察、研究について。
うわさを科学する
“線路内人立ち入り”が教えてくれること
電車遅延は時代と共に
「線路に人が立ち入った・痴漢・隠語」でアクセス急増
「線路内人立ち入り」は続くよ、いつまでも~♪

こんなにたくさんの人が「線路内人立ち入り」について興味を示す裏には、
“これだけ頻繁にあるのはどうもおかしい、不思議だ、何か裏にあるに違いない”、と誰しもが思っているからに他ならない。
そういう背景があったからこそ、この都市伝説が生まれた、というわけなのでしょう。

上記「うわさを科学する」、という記事にも書きましたが、この手のことに詳しい中央大学文学部の松田美佐教授(社会情報学)の文献も参考にしつつ導いた結論としては、

「必ずしも意図をもって流されるわけではなく、事態を解釈したいという気持ちが自然発生的に“うわさ”になる。その奥底には隠された我々自身の恐怖や願望がある。」

ということです。

つまり、あれは痴漢のことだよ、と訳知り顔で言うと、あーそうなんだ、どうりで、納得、ということになる。
心の不安が安定につながる。

先が見えない現代社会においては、原発のことだけでなく、わからないことがどうにもならない不安を増殖させる。

ということで震災から1年を経て、今後の日本の明るい未来を描くためには、「線路内になぜ人は立ち入るのか」、を全力を挙げて解明していくことが大きなファクターになると信じてやまない今日この頃なのであります。
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