休みということで朝ベッドの中で天気予報を見ていて、7時になりました。
NHKニュースの始まりですが、なんといきなり「キャンとバイミーラブ」ポール・マッカートニー武道館公演の映像。
NHK7時のニュースの冒頭に流れたのです!詳しくは7時15分からとコメントしたのは小学1年生の時から知っている倫子ちゃん。メインキャスターです。
さて、昨日のことです。
武道館は思い入れがありますが、何しろ高い!流石にそんなお金は出せないわと諦めていたのですが、待てよ!と、中1の時から好きで好きでたまらなかったポール・マッカートニーの武道館公演。
1980年の幻のウイングス公演のチケットも取っていたけれど、まさに幻で終わって、その後この目で、この耳でポールの歌声、演奏を聞くことがかなった1990年からは、東京ドーム。
やっぱり、武道館は行くべきだと自分の中で結論づけてチケットをチケットキャンプというサイトで購入しました。
オケピの音楽版なのでしょうか?初の利用でしたが、安心して購入できました。しかも、とても良い方からの購入。
チケットも特別仕様です。というより、まずは購入の仕方。普通にぴあなどでは、チケット引換券を購入して、武道館の特設引換場所で席種別に封筒に入っているものを選びます。
同じ席種の中でどの場所になるかは運次第ということです。
そして、入場。ちょっとやりすぎでしょう!というぐらい規制していたのでしょうか?とにかくすごい列になっていました。
武道館の入口から、科学技術館の裏まで長蛇の列です。
入場に時間がかかり過ぎで、始まりが凄く遅れました。
6時半開演予定が、7時50分開演
たから、短かった気がしました。実は、“気がする”だけではありませんでした。東京ドーム34曲、武道館28曲。
でも、狭い分近くにポールがいて、しかも高いチケットを買ってきた人ばかりだからか?東京ドームよりノリがよく、とても楽しめました。
オープニングは「キャンとバイミーラブ」
いっきに興奮全開!
あのポールが、肉眼で見えるところであのビートルズの名曲を歌っているのです!
キャンとバイミーラブと言ったら、ビートルズの最初の映画でメンバーが階段を下りて庭に駆け出すシーンで使われていて、ビートルズ初期の熱狂的な熱い曲です。
私の気分は、いっきにティーンエイジャーになりました(笑)。
1966年の武道館公演の時は音響が悪く、ファンの絶叫でメンバーに自分たちの声も聞こえなかったとかですが、今は、ハイテクです。
まあ、だから、ビートルズが凝った曲を作るようになってからはステージでの演奏は無理とまで言われていましたが、今は、リボルバー以降の曲、エリノアリグビーだって、アデイインザライフだって、なんだって大丈夫です。どちらも昨日はなかったですが・・・。
そして、ハイテクの驚きの演出。
各座席に写真のブレスレットが置いてありました。
スイッチを入れて手に付けるよう指示の手紙もついていたのです。ポールへのサプライズだそうです。
すると、「レット・イット・ビー」の時に全員点灯して、曲に合わせて座席によって色が変わったりするのです。
コンピューターでプログラミングしてあるんだそうです。
自分の手についているライトの色が、自分の意志に関係なく変わるのです。座席によってプログラミングしてあるとのことで、必ず自分の座席のものを付けるように指示がありました。
セットリストは東京ドームとほとんど同じだったけど、「世界初公開」とポールが言ったビートルズヘルプの中の「アナザーガール」がありました。多分ライブで演奏するのは初めてなのでしょう。
続けて「 ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」これも、東京ドームでは演奏されなかった曲です。
イヤ~ポール・マッカートニー本当に凄い!
2時間(ドームでは3時間弱)歌い続けです。
ベース、ギター、ピアノ、キーボード。
本当はドラムもできるんですよね。だから、後半はビートルズでも、自分でしたがって、亀裂ができた一因でもあるとか?
なんだか、昨日のポールを見ていたら、キャバーンクラブやハンブルグで演奏していた無名時代が想像されました。
ブルージーンズに革ジャンバーすがたで、がむしゃらに演奏していたポール、ジョン、ジョージ。
すごいもんだな~!と。
そして、東京ドームに一緒に行った友達さんからは、「なんで武道館行くのに誘ってくれなかったの?」なんて、抗議めいたメールをもらいました。
彼女がビートルズを好きだなんて、40年弱の付き合いで聞いたことなかったのですが・・・。
充分すぎるくらいビートルズ世代(私より3歳上)だから、まあ、普通に好きなんでしょうけれど、
でドームでポールを見てその凄さが分かったようです。
私にチケットを譲ってくれた人は若かったけれど、観客には腰が曲がりかけたおばあちゃんも、車椅子のおじいちゃんもいました。
死にかけの婆さんになってもポールが元気にライブしてくれたらリハビリになりそう。
あと凄いのはプロ使用のカメラでなければ撮影していいということでした。
「007死ぬのは奴等だ」
15年前に私の子どもたちが花火の演出で喜んだ曲も、花火ごとばっちり撮っちゃいました。
テレビカメラが入っていたからスカパーで放送してくれるかなと期待しています。
東京ドームではさすがに涙が出なかったけれど、ラストの「ゴールデン・スランバー~キャリー・ザット・ウェイト~ジ・エンド」ではいろいろな思いが入り混じって涙が出てしまいました。
最後にポールは「また来ます!」と帰っていきました。
72歳のポール、でも、元気だから本当にまた来てくれるかな?
私も元気でいなくちゃ!
次回は娘と行かれたらいいな~
夫婦で来ているロマンスグレーのカップルも素敵でした。