昨日設計した165MHz用BRF(Band Reject Filter)を製作しました。例によって、PCBと銅箔テープの組み合わせで、ちゃっちゃと作ってみました。
C2は68.5pFと容量が大きいので、厚さ1.0㎜の両面銅張基板を使いました。薄い方が同じ面積でも大きな容量が得られます。QucsStudioのTools-->ComponentDesingerを用いると、40x37.7mm(t1mmのFR4)で66.66pFになります。ベースの基板は暑さ1.5㎜の片面銅張基板なので、C1=C3=5.068pFを得るには11x12㎜の銅テープを張ることで5.071pFの容量になります。L1=L3=185.1nHのコイルは、φ0.8㎜のスズメッキ線を215㎜にカットして、直径6.0㎜のアルミパイプ(D=6.8㎜)に巻き付けるとして10ターン・長さ21.5㎜の時185.5nHになるという計算です。L2=14.09nHはφ0.8㎜のスズメッキ線を直径2.8㎜のドリル(D=3.6㎜)に2回巻き付けて長さ2.0㎜としました。
C2は入出力の間に直列に入れる必要があるので、木板を加工してサポーターを作りました。L2はC2の上部にパラレルに半田付けしています。
製作したBRFの周波数特性(S11およびS21)をVNAuhfで測定した結果を以下に示します。165MHzでS21(減衰量)がディップするように、細かく切った銅テープを足してC1とC3を増量して調整しました。
165MHzで約30dBの減衰量が得られるBRFができました。但し、432MHzにおけるリターンロス(S11)は約-16dBなので、SWRにして約1.4と少し高めになってしまいました。
こんな簡単な工作でも50W位迄なら大丈夫じゃないかと思います。(知らんけど・・・)
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