借用中のBPFをIC705/IC9700に接続して、スプリアスを測定したので、測定時のスナップショットを見ながら評価しました。
通貨帯域幅が狭いこともあり、IC-705のヘテロダインによるスプリアス(±40MHz)などは無くなりました。最初の画像がBPF無しの場合で、次の画像がBPF有りの場合です。
しかし、300MHz以下や800MHz以上のスプリアスは低減することができませんでした。1月8日にトリプレクサを接続して実験した時に、これらの領域ではスプリアスが低減できなかったことと同様の結果です。
以下に、2つのエキサイターについて、BPF無しと有りの場合について、スプリアスの違いをまとめたものを示します。数値は、すべてdBc(キャリアに対するスプリアスの比)です。
法令では、430MHz帯における50Wを超える局のスプリアスは‐70dBc以下と定められているので、BPF有りの場合でも、168MHzや864MHz(2次高調波)などは、更にLPFやHPFを付加して低減する必要がありそうです。
エキサイターとしてどちらが適しているのかを見極めるという目的もあり、今回の測定では、リニアアンプは接続しませんでした。1月5日の試験で、リニアアンプを接続すると、3次高調波が-70dBc以上になることが判明しているので、リニアアンプの後段にLPFを接続する必要があります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます