宇和島臨海山龍光院

四国八十八ヶ所第四十番奥之院
四国別格第六番霊場

龍光院「お山開き」と「金子みすゞのメッセージ・・矢崎節夫先生講演」

2011-05-18 13:19:05 | 日記

奉拝 時下皆様益々御清栄の事とお喜び申し上げます。お陰様で本堂修復復興が成満致しました。温かいご支援とご協力に篤く御礼申し上げます。年中の行事を恙なく迎えられることは最上の悦びであり感謝の日々を過ごさせて頂いております。
 しかしながら東日本大震災では未曾有の国難となり尊い生命が失われました。心からの哀悼を捧げますと同時に、この深い悲しみを分け合い物心倶に必ずや復興を迎えられますよう切にお祈り申し上げます。
 五月二十日は宇和島伊達家鬼門除の祈願寺であります龍光院に開創されました新四国百八霊場にて山頂の大観音様の御前にて南予一円の除災招福祈祷と百八煩悩消滅の修行をお勤めするお山開きの御縁日を迎えます。
 本年は共に東日本大震災物故者追悼と復興を祈り護摩祈祷を厳修致します。 


 また今回は金子みすゞさんの詩を多くの人に伝えられている矢崎節夫先生をお迎えして講演を予定しております。本来は二年前に予定していた中で延期を余儀なくされましたが、最近はCMでもみすゞさんの「こだまでしょうか」という詩が流れ、全国で注目を集めています。必ず誰にでも心当たりのある、日本人の思いやりの心を見つめる大変素晴らしい内容です。
何卒ご参詣賜りますよう謹んでご案内を申し上げます。           合 掌


先日の稲荷大祭では大勢の方々にチャリティーバザー、募金等御協力を頂きました。
篤く厚く御礼申し上げます。
募金は全て高野山金剛峯寺を通じて被災地へお届け頂きます。

遂に復興を迎える事ができました

2011-01-29 21:25:45 | 日記
平成22年7月いよいよ悲願の本堂復興落慶法要が無魔成満致しました。

皆様の温かいご支援に心中より深謝申し上げます。

失意の渕を彷徨いましたが、沢山のの方々のお励ましや、お導きによりこの時を迎えることが出来、

本当に得難い経験をさせて頂きました。

更新も滞り、落慶式後もまだまだ為すべき事が山積みで、

年中行事と日々の法務をお勤めするのが精一杯という状況にて

多くの方々に御無礼致しておりますことをお詫び申し上げます。

現在は2月3日の節分の星まつりの行事に向けての準備に追われ、本来の師走の時候を実感しています。


一つ一つの行事が無事に終わる度に、言い知れない悦びと感謝の気持ちで一杯になります。

まずは遅ればせ乍ら御礼申し上げますとともに、

龍光院寺報を掲載しまして取り急ぎご報告のご挨拶を申し上げます。 合掌















宮大工さんの心

2009-10-28 11:48:19 | 日記
十数年前に薬師寺復興のドキュメントをTVで見てとても感動した記憶があります。
以前にたまたま読んだ記事がこれです。

ほぼ日のサイト

そのときの感動がよみがえりました。
何冊も本を読み返しました。

大工さんの口伝は現代に生きる私たちへの口伝でもあると思います。


北面の破風(はふ)板が入りました。


懸魚(げぎょ)等妻飾りも入りました。
いよいよ屋根の仕事もクライマックスです。
とても感慨深く有り難い思いであります。

工事の経過

2009-10-27 23:21:13 | 日記
金剛組の大工さんは私語することもなく怒鳴ることもなく
休むことなく仕事をされています。
十数名の大工さんが来て頂いていますが
みなさん家族のようです。

http://www.kongogumi.co.jp/enkaku.html


10月21日 野垂木取り付け


10月16日 材料検査


10月8日 本堂正面廻りの調整


10月6日 棟木の取付


9月30日 屋根を支える部材の組立


9月30日 屋根裏材料の搬入


9月28日 炭化している部分の削り
     残っている部分で十分に強度があるそうです。


9月8日 屋根裏解体後の状況




9月5日 本堂正面軒先のゆがみ調整


9月2日 屋根面の野地板解体
    ものすごい炭と埃でした
    大工さんもくしゃみの連続で大変でした


8月18日 軒先のゆがみ状況
     かなり波打っています





8月8日 瓦降ろし作業


7月28日 宇和島中村組様の施工により足場完成
     お祭り返上灼熱の中で本当に大変でした。
     誠意の工事をいただき本当に感謝しています。

足場から素屋根へ

2009-09-03 20:32:40 | 日記