南風おじさんの4畳半生活

世人悉く春南風を歓ぶ。肖りたく号すが及ぶや否やを知らず。茅屋より世を管見すること60有余、腹膨るる思い止み難く…

オリンピック

2006年02月27日 | Weblog
多人数の選手団を送って、獲得したメダルが1個。近年にない不成績に終わった。メダルの数は結果だからしょうがないとして、負けた選手の言いぐさが情けない。

「次に繋げるコトが出来る」「オリンピックでメダルを取ることがいかに大変なことか分かった」「世界の壁を知った」

どれも、甘やかされて育った坊ちゃん嬢ちゃんが、初めて厳しい外界に晒されたような言葉なのだ。この日のために全てを打ち込んで、毎日を鍛錬に励んできた者が言う言葉とはとても思えない。

近代オリンピックの父・クーベルタンは「オリンピックは勝つことではなく参加することに意味がある」と言った。これだけを見ると、今回の甘えん坊の日本選手でも良いではないか、と思うかもしれない。

クーベルタン男爵(フランス)の言葉はこの後「参加して全力を尽くして戦うことが大事である」と言っているのだ(正確には資料がないので自分の記憶です)。

世界を舐めて、手痛い結果しか出せなかった飽食世代の日本選手。日清日露に必死で勝った次の世代が、世界を舐めて大失敗した太平洋戦争を思い出してしまうなぁ。

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