南風徒然草

フエから送る見聞記です。

滞在最終日

2010年01月06日 | Weblog
ベトナム滞在の最終日です。

この2年の間、いろいろ見聞し、それを友人たちに共有してもらえたらと思い、このブログを書き綴ってきました。今晩、ハノイ発成田行きの飛行機に乗る予定です。ですから、これが最後の見聞記となります。

最後はもっともベトナムらしいものを、と考えて、昨日は街歩きをしながら写真をとってきました。はじめ、歴史博物館へ行って、ベトナムの歴史にそって展示してあるものをじっくり見てみようと思っていましたが、休館でした。月曜日が休館というのは知っていましたが、火曜日も閉まっていました。門番の人に尋ねたら2日間休みだと。残念。

2年前、ハノイへ来たばかりの頃、一度、見学に行きましたが、その頃はまだベトナムについての知識が貧弱でしたから、見ても興味もてないものが多かったです。再度、見学したら、ベトナム歴史、地理がより理解できるかなと思ったのですが、かないませんでした。再訪の機会があれば、その時に。

ハノイには他にもいろいろ博物館があります。民俗学博物館、軍事歴史博物館、空軍博物館、革命博物館など。去年夏の北部旅行の際、ホーチミン博物館は見ました。唯一、再度見学したいのは歴史博物館でした。

かなりの時間を歴史博物館見学にあてるつもりで、朝から出かけましたので、その時間がぽっかり空いてしまいました。旧市街を歩きまわり、古いお寺を見たり、ハノイ大教会の前を通り、古いカフェで休憩したりして過ごしました。

その昔、「インドシナ」という映画撮影のため滞在していたフランスの女優、カトリーヌ・ドヌーブが朝食に通ったというカフェ(キンドー・ハノイ・カフェ)を探して、見つけて、そこでチョコレートケーキを食べました。女優の写真が1枚、壁にかかっていました。

店先のガラスケースの中にケーキ、パイ、パンなどが入っていて、その中から、一番おいしそうなチョコレートケーキを選びました。1万5千ドン。ベトナムコーヒー(カフェ・スア)も同額。日本円にしたら、計3万ドン(200円弱)でした。

カフェは間口が狭く、想像していたより小さな店でした。2日前にもハノイの喫茶店へ入ってジュース(ベトナム語でシントー)を飲みましたが、そこはジュースだけで3万ドンでした。そこは日本の大型喫茶店みたいでしたが。

さて、どの写真を最後に紹介しようかと考えました。旧市街、舗道上の食べ物屋、果物や野菜の行商人の姿か。ベトナム醤油(ヌクマム)の量り売り屋か、大きな樹、お寺か。考えた末、壁に塗り込められた大樹を選びました。その木を中心に左は食堂、右はお寺。木の根元あたりは壁というか塀に塗る込められています。これがハノイらしいというか、ベトナムらしい1枚かなと思いました。

長らく、あれこれ散らし書きの文章を読んでいただいてありがとうございました。これで終わります。今日はブログ開設から800日になるようです。

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