曲がり角で みつけたもの

思秋期になり曲がり角に差し掛かってきました。その中で感じた事、見つけたものを記事にしていきます。

やはり年末はいろいろありますね…

2012年12月24日 | 生きる道

羅漢さんを見に行ったのにはそれなりの理由がありまして。

一つは家庭内の、ま、言ったら嫁姑問題ツウところでしょうか??

      はっきりって、これについちゃあ、書きたくない!腐るわ!みたいなね~~。

一つは職場編。

      今年は忘年会はなしです!ま、こちらもこれですべてがわかるっつうもんですわ。

      院長!あなたは人の上にやあ立てませんで!

大きなおまけは私の伯父さん二人の最終期?終末期?にまつわるいろいろでございます。

羅漢さんを見に行って、少し、離れたところから物事を考えられるようになって、去年のような爆発だの、プチ家出はありやせんが、正直心の中は大荒れではありますよ。大荒れを心の中で納められるようになっただけ、進歩でしょうか?

ま!はっきりって家の中ではでかい顔して、大手抜きをしちょります!

文句ありゃあ、いいわい、何もやらんから!のオーラ出しまくりです。

おかげさんで、とどちゃん(オット=一応ね、今のところ)結婚して30年、最大の(本人にはね)年末の家事にいそしんどりいます。

「おお~~、とどちゃん、窓がきれいになったじゃん!ピッカピカだね~~(床はびしょびしょだけど(^_-))庭がきれいになったねえ~~~(そこ、耕したのかい?チューリップの球根と水仙が植わってるんですけど~~(;一_一))」

と、思いっきりほめときゃ、豚も木に登る。いや。とども木に登るっつうもんですわ。

Bこさんには、わたくしと~~ても腹が立っておりますから、え~~、なああ~~んもきずかないふりしてスルーしてます。ふ~~ん、30年そう思っていたのねって事があったんでね、じゃあ、別にわたいも、それなりのことっきゃしませんわよ。ちゃんと言葉で頼まないと、このヨメ気がつきゃしませんからね。なんなら、別にヨメなんぞ、要りませんからね。もう一人いるんですから、そっちでよろしく!!ってなもんですわよ。

かわいそうに、思いっきりBこさん、墓穴掘りましたから。

そしてですね、伯父さんです。

以前にも書いた通りの伯父さんたちなんですが、父親の方の叔父は会う事はかなわずの状態が続いています。会えるのはたぶん、お葬式の時かと…。まあ、いたしかたないのかもしれません。こちらは、どんな姿でも会いたいと、思いますが…。

かわいい認知症の方の伯父さんが、水分を飲み込むのが困難になり、衰弱してしまい、ついに、入院しました。このままだと年内と、言われ、また、苦しがるのを見るのも、かわいそうと、入院したのですが、なにせ、限界集落。山村僻地。有権者127人の小さなです。雪も降り、伯父さんの家もいよいよ、孤立状態になっています。

入院して、たとえば緊急に呼び出しがあっても、車で2時間かかる息子が実家まで行き、伯母さんを連れて、駆けつけるしかないのです。

いよいよとなれば、泊まりということもあるでしょうが、田舎の小さな病院。近くに食堂もコンビニもないんですよ。それでも、逆に入院なら、電車で急行もとまる駅の近くなので、こちらがお見舞いに行くにはなんとか日帰りで行かれるって言う事で、先週、実家の母親を連れて行ってきました。(片道4時間)

なにしろ、単線なので、上下すれ違いは駅で待ち合わせるのですが、丁度、東京からの電車とすれ違う駅のすぐ近くの駅だったので、東京に住んでいる従兄弟たちとも、病院で会う事が出来ました。母親も父親も末子なので、私の従兄弟もみんな年上。この、かわいい伯父さんのところが私や弟と同い年の従兄弟がいます。

東京からの従兄弟が、おじいさんになってしまって、びっくりしましたが、もう70なんですって!

母親は上の兄弟と年が離れていて、その従兄弟は母親の一番上のお姉さんの子どもになるのですが、戦後満州から引き揚げてきて、しばらく実家に一家でいたので、従兄弟とは、兄弟のように過ごしたそうで、その、従兄弟に会えたのがよほどうれしかったらしく、従兄弟とそのお嫁さんの手を握って、しばらく、離さなかったのです。

伯父さんは、静かに大人しく、幼子のようになって、休んでいました。

「伯父さん?わかる?よしこだよ(^O^)」

と言うと、(*^。^*)にっこり。

その目は赤ちゃんがお母さんを見る時のあの眼です。不思議な事に、手足は細く細くなっているのに、顔にはしわがなく、そして、入れ歯も抜いてあるので、本当に赤子のようなんですよ。

その目でじ~っとみて、にこってするんですよ。

そして、お母さんと思うんでしょうかね、お口をあ~~ん。

「ごめんね、伯父さん、まだ、食べれないんだって。早く食べられるといいね」と言うと、大人しく口を閉じて、また、じ~~い。にこです。

「伯父さん、かわいい顔になったね」というと、にっこり、うなずいて。

でも、伯父さんにかわいいは失礼かなと思って、

「伯父さん、いいお顔だね」と言い直すと、首を横に振って「ううん」ですって!

帰ってきてから、あの、私をじっと見ていたあの顔、誰の顔だっただろうとずっと考えていました。自分のマゴの写真を見ていて気がつきました。上のマゴが生後5カ月ぐらいの時、ラックの上で、手足をばたばたしながら、喃語をしゃべっていた時のあの顔でした。あの、目でした。

ほんと、頬ずりしたくなるかわいさで、伯母さんも離れたくなくっているんですけど、すぐ、うとうとしてしまいます。点滴も大人しくさせるし、誰にでもにっこりするので、看護師さんにもかわいがられている(?)ようです。伯母さんと離れて不安になっているのではないかと、心配しましたが、以前からデイサービスも全然困らなかったそうです。

点滴で、体色が回復すれば家に戻る事も出来るそうです。ただ、嚥下困難なのは確かなので、水分がゼリー状にしてとれるようになれば、のことなんですが。

もともと、母親の田舎は、医者にかかるのは死ぬ時だけ、と、言われるような僻地ですから、入院するのは最後の時、のようなところがあるんです。でも、おじいちんも、おばあちゃんも、伯母さんが自宅で見送りました。

そして、いつか、書いた、けいいっさも。

片田舎で、上の兄弟が戦時中に亡くなってしまって、農家を継いだおじさん。

もくもくと、文字通り、黙々と、田を耕し、牛を育て、蚕を飼い、炭焼きをし、シイタケ栽培をしと、山と共に心穏やかに過ごしてきた伯父さん。

できれば、自宅に帰って、伯母さんに見守られて旅立ってほしいなと願っています。



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