?■江戸時代、「岡っ引き」や「御用聞き」は、江戸っ子達に「不浄役人」と呼ばれていたそうです。彼等は幕府の役人ではなく、武士であった同心に雇われている人達で、犯罪に非常に詳しいので重宝がられていました。何故かと言うと、前科が有ったり特赦を受けたりしている身なので、元は犯罪者だったからです。江戸時代と言うのは、なかなか実用的な発想をする時代でした。今は、「報奨金」を支払ってそのスジの人から情報を得る事になっているのですが、ほとんどが裏金に消えていたと叱られてから、急に請求額が減りました。変ですなあ。
■それはそうと、悪い事をしている集団を一網打尽にするには、その中枢部にいる者に接近して、スパイに仕立ててしまうのが一番良い手です。時には、そんな手間をかけなくても、仲間割れを起こして告発する側に回ってくれる人が現われたりします。
新党大地の鈴木宗男衆院議員が、外務省を狙い撃ちにした質問主意書を相次いで提出し、外務省が対応に追われている。3日の「アイヌ民族の先住権」の質問を手始めに、質問主意書の提出は既に6件に上る。外務省の在外職員の住居手当に関する18日の政府答弁書によると、今年度の手当総額は2813人分で81億4649万2000円。答弁書は支出は「妥当」などとしたが、細田官房長官は同日の記者会見で「精査してみる必要はある。過大であれば削らなければならない」と述べた。
鈴木氏は、かつて「不適切な関係」が指摘されたほど、外務省の内情に通じている。それだけに外務省は、鈴木氏の議員復帰後、「会食は当面辞退」などと定めた対処マニュアルを作成し、ピリピリしている。鈴木氏は「外務省と戦うつもりはない。情報開示を促し、税金の無駄遣いをやめさせたいだけだ」と語っており、両者の攻防は当分続きそうだ。(読売新聞) - 10月19日
■生活費も買い物も自腹は切らないから、3年やったら家が建つ、外交特権で無税で買った高級品を業者に卸して密輸ぎりぎりの内職が盛ん、などなど悪い噂ばかり聞こえる在外勤務。利益を共有する鉄壁の守りの中にある既得権益を破壊するのは超人的なパワーを持つ人材が必要です。日本国民は、それをとうとう手に入れたかも知れませんぞ!但し、鈴木宗男さんには外務省攻撃専門に活躍して頂くだけで我慢しましょう。決して、利益誘導選挙のやり方、斡旋収賄にならない口利きの仕方などの内部告発までは要求しては行けませんぞ。人は誰でも欠点は有るものですからなあ。
新党大地の鈴木宗男衆院議員は19日午前、日本外国特派員協会で講演し、外務省が同氏への対応に関する「マニュアル」を作成したことについて「なぜ神経質になっているのか不思議でならない。わたしに無駄なエネルギーを使わず、八方ふさがりの外交に生かしてほしい」と皮肉った。時事通信 - 10月19日
■「宗男シカト・マニュアル」と命名しておりますが、出来の悪い小学生じゃあるまいし、「皆でムネオちゃんを無視しようね」などと、真面目な顔をして回状を回しているのですから、外務省は地に落ちて地面にもぐり始めているようです。あさはかな役人は、鈴木宗男の政治生命は終わったと軽はずみに判断して、選挙でも復活当選など金輪際あり得ない!と信じ込んでいたんでしょうなあ。修羅場を何度もくぐっている老練な政治家は、それほどヤワではありません。ドラマ『女王の教室』と同じ要領で、イジメには絶対に屈しない根性が必要なのです。泣き言を言っていたら、イジメはどんどん悪質になってエスカレートするものです。目には目を、歯には歯を、イジメられたら倍返し!これしか陰湿なイジメを根絶する事は不可能です。それも、担任の先生やマスコミを利用したら負けです。自力で立ち向かう迫力が、イジメを無くせる唯一の武器です。怒らせたら最も怖い高級官僚に対しても、この原則は変らないことを、鈴木宗男さんが証明しています。
■外務省が屈服したら、文部科学省に出向いて「イジメに勝つ方法」という副読本を書いて全国に配布、時々、学校を回って講演会をしたらどうでしょう。その前に、外務省がひた隠しにしている内職や無意味な手当ての暴露作業をどんどん進めてもらわねばなりません。「思い起こせば、19××年、私は○○国で……」と貴重な思い出話を披露して頂いて、出来れば実名で在外公館職員の怠慢や無能ぶりをどしどしと披露して欲しいものです。既に、口述筆記で暴露本の原稿を作っていそうですが、選挙に落選してから出版しても負け犬の遠吠えですから、誰も読まなかったでしょうが、当選したのですから、議員である間に発表した方が良いでしょう。小泉さんも、最後のサプライズ人事で「鈴木外務大臣」で世間をあっと言わせてくれれば良さそうなものですが、外務官僚とはとても仲が良いらしいので、とても無理でしょうなあ。
■日本のマスコミも、海外の記者に負けずに鈴木宗男さんに発言の場所を沢山与えるべきでしょう。鈴木宗男さんが登場するまでは、誰も票にならない外交には手を出さなかったように、これまでは外交の専門家だと思って遠慮していた政治家の悪弊を破って、鈴木宗男さんには外務省の天敵となって頂きたいものです。間違っても、勝手に北方領土問題を矮小化して解決しようなどとは考えないで、ひたすら外務省の大掃除に専念して欲しいものですなあ。
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雲来末・風来末(うんらいまつふうらいまつ) テツガク的旅行記
五劫の切れ端(ごこうのきれはし)仏教の支流と源流のつまみ食い
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■それはそうと、悪い事をしている集団を一網打尽にするには、その中枢部にいる者に接近して、スパイに仕立ててしまうのが一番良い手です。時には、そんな手間をかけなくても、仲間割れを起こして告発する側に回ってくれる人が現われたりします。
新党大地の鈴木宗男衆院議員が、外務省を狙い撃ちにした質問主意書を相次いで提出し、外務省が対応に追われている。3日の「アイヌ民族の先住権」の質問を手始めに、質問主意書の提出は既に6件に上る。外務省の在外職員の住居手当に関する18日の政府答弁書によると、今年度の手当総額は2813人分で81億4649万2000円。答弁書は支出は「妥当」などとしたが、細田官房長官は同日の記者会見で「精査してみる必要はある。過大であれば削らなければならない」と述べた。
鈴木氏は、かつて「不適切な関係」が指摘されたほど、外務省の内情に通じている。それだけに外務省は、鈴木氏の議員復帰後、「会食は当面辞退」などと定めた対処マニュアルを作成し、ピリピリしている。鈴木氏は「外務省と戦うつもりはない。情報開示を促し、税金の無駄遣いをやめさせたいだけだ」と語っており、両者の攻防は当分続きそうだ。(読売新聞) - 10月19日
■生活費も買い物も自腹は切らないから、3年やったら家が建つ、外交特権で無税で買った高級品を業者に卸して密輸ぎりぎりの内職が盛ん、などなど悪い噂ばかり聞こえる在外勤務。利益を共有する鉄壁の守りの中にある既得権益を破壊するのは超人的なパワーを持つ人材が必要です。日本国民は、それをとうとう手に入れたかも知れませんぞ!但し、鈴木宗男さんには外務省攻撃専門に活躍して頂くだけで我慢しましょう。決して、利益誘導選挙のやり方、斡旋収賄にならない口利きの仕方などの内部告発までは要求しては行けませんぞ。人は誰でも欠点は有るものですからなあ。
新党大地の鈴木宗男衆院議員は19日午前、日本外国特派員協会で講演し、外務省が同氏への対応に関する「マニュアル」を作成したことについて「なぜ神経質になっているのか不思議でならない。わたしに無駄なエネルギーを使わず、八方ふさがりの外交に生かしてほしい」と皮肉った。時事通信 - 10月19日
■「宗男シカト・マニュアル」と命名しておりますが、出来の悪い小学生じゃあるまいし、「皆でムネオちゃんを無視しようね」などと、真面目な顔をして回状を回しているのですから、外務省は地に落ちて地面にもぐり始めているようです。あさはかな役人は、鈴木宗男の政治生命は終わったと軽はずみに判断して、選挙でも復活当選など金輪際あり得ない!と信じ込んでいたんでしょうなあ。修羅場を何度もくぐっている老練な政治家は、それほどヤワではありません。ドラマ『女王の教室』と同じ要領で、イジメには絶対に屈しない根性が必要なのです。泣き言を言っていたら、イジメはどんどん悪質になってエスカレートするものです。目には目を、歯には歯を、イジメられたら倍返し!これしか陰湿なイジメを根絶する事は不可能です。それも、担任の先生やマスコミを利用したら負けです。自力で立ち向かう迫力が、イジメを無くせる唯一の武器です。怒らせたら最も怖い高級官僚に対しても、この原則は変らないことを、鈴木宗男さんが証明しています。
■外務省が屈服したら、文部科学省に出向いて「イジメに勝つ方法」という副読本を書いて全国に配布、時々、学校を回って講演会をしたらどうでしょう。その前に、外務省がひた隠しにしている内職や無意味な手当ての暴露作業をどんどん進めてもらわねばなりません。「思い起こせば、19××年、私は○○国で……」と貴重な思い出話を披露して頂いて、出来れば実名で在外公館職員の怠慢や無能ぶりをどしどしと披露して欲しいものです。既に、口述筆記で暴露本の原稿を作っていそうですが、選挙に落選してから出版しても負け犬の遠吠えですから、誰も読まなかったでしょうが、当選したのですから、議員である間に発表した方が良いでしょう。小泉さんも、最後のサプライズ人事で「鈴木外務大臣」で世間をあっと言わせてくれれば良さそうなものですが、外務官僚とはとても仲が良いらしいので、とても無理でしょうなあ。
■日本のマスコミも、海外の記者に負けずに鈴木宗男さんに発言の場所を沢山与えるべきでしょう。鈴木宗男さんが登場するまでは、誰も票にならない外交には手を出さなかったように、これまでは外交の専門家だと思って遠慮していた政治家の悪弊を破って、鈴木宗男さんには外務省の天敵となって頂きたいものです。間違っても、勝手に北方領土問題を矮小化して解決しようなどとは考えないで、ひたすら外務省の大掃除に専念して欲しいものですなあ。
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国連に100人くらい置いておけばよいと考えます。
貴重な情報を入手して報告しても、担当者がぴんとこないとそのままほこりをかぶってしまうこともしばしばです。
アメリカのUSAID(援助庁)の職員は、CIAの手先と言われるぐらいで、70年代のインドでは一時国外退去させられたくらいです。他の先進国では、援助といっても自らの外交戦略に使うのが当たり前になっていますが、日本はこんなところでも垂れ流しにしているのが現状です。
今あるリソースを有効に活用することを考えるだけでも、きちんとした外交戦略をもてるようになると思うのですが。