其の壱の続き
■でも、朝日新聞は北朝鮮への支援を試みていますぞ。
他国の人権状況に注文をつけるのは簡単なことではない。決議案に中ロを含む22カ国が反対し、韓国など62カ国が棄権した。反対・棄権は84カ国に及び、くしくも賛成国の数と同じだったところからも、それは分かる。
■明日は我が身と恐れているトンデモない国家がそれだけ沢山存在している証拠でしょう。「中ロをはじめ」と朝日新聞は語るに落ちていますぞ!
それでも賛成が多数を占めたのは、国際社会の深刻な認識を示すmのだ。この決議は欧州連合(EU)が音頭をとり……
■奥歯に物が挟まったような口調というのは、こういう社説を言うのでしょうなあ。朝日新聞はどちらを指示しようと言うのだろう?
フランスを除くEU主要国は、北朝鮮と国交をすでに開いている。対話を進めつつ批判すべきは批判し、圧力をかけていく重層的な対応だ。
その「国交を開いている」EU諸国が、この決議案を出しているのですから、この書き方は変ですなあ。「批判すべきは批判し、圧力をかけていく重層的な対応」を朝日新聞はまったくせずに、「地上の楽園」を最近まで支持していたのではなかったでしょうか?これからは「重層的」という単語が愛用されることになりそうですなあ。では、「圧力」って何でしょう?経済制裁は効果が無いから絶対に反対だ!と主張している朝日新聞は、どんな圧力を考えているのでしょう?実は、社説の筆者は話の持って行き場が無くて七転八倒しているのです。
……6者協議で曲がりなりにも対話が続くさなかに、北朝鮮を刺激するのは得策ではないとの見方もあるかもしれない。
■くっ苦しいぃ。二重否定に推量表現の連打ですなあ。■
核とともに拉致問題の解決を求めるのは、その点で国際社会の連隊が確認される意義は大きい。
ここはとても歯切れが良いのですが、これは小泉政権の外交政策を全面的に支持している事になります。さっきは「反対・棄権は賛成と同数だ!」と読者の注意を喚起していたのに、インドネシアを例に引いて自分の主張を掘り崩してしまいます。
インドネシアは、特定の国家を非難する決議自体には反対するとしながらも、北朝鮮に「国際社会からの正当な関心には、しかるべき対応を」と求めた。決議に反対票を投じた国からさえも、そんな要求が出ている現実を北朝鮮は直視しなければなるまい。
■「なるまい」という力の無い末尾には、自責の念が滲み出しているのですが、素直には認めません。この文は、投票結果を書いた直後に加えるべき物です。文末に持って来るから話がややこしくなるのです。でも、そうしないとこれまで保持して来た自社の主張が崩壊するのでしょうなあ。最後は、もうヤケクソ気味です。
食べるものがあるか。自由にものが言えるか。そんな北朝鮮の人々の人権にも、私たちは無関心でいたくない。
開いた口が塞がりません!「無関心でいた」のは誰でしょう?今更、「いたくない。」と言うのですから、やはり、この社説は慙愧と後悔の念を表明したものだと斟酌(しんしゃく)して上げなければならないのでしょうか?少なくとも、この社説を書いた人の仲間以外は、ずっと前から「無関心で」はいませんでしたから、この「私たち」とは誰なのか?さっぱり分かりませんなあ。
■教育現場に新聞を!という大キャンペーンを展開している新聞各社には、是非とも、この社説を取り上げて全国の学校に推薦して欲しいものです。勿論、何を言っているのかさっぱり分からない「悪い見本」の作文としてですが……。
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他国の人権状況に注文をつけるのは簡単なことではない。決議案に中ロを含む22カ国が反対し、韓国など62カ国が棄権した。反対・棄権は84カ国に及び、くしくも賛成国の数と同じだったところからも、それは分かる。
■明日は我が身と恐れているトンデモない国家がそれだけ沢山存在している証拠でしょう。「中ロをはじめ」と朝日新聞は語るに落ちていますぞ!
それでも賛成が多数を占めたのは、国際社会の深刻な認識を示すmのだ。この決議は欧州連合(EU)が音頭をとり……
■奥歯に物が挟まったような口調というのは、こういう社説を言うのでしょうなあ。朝日新聞はどちらを指示しようと言うのだろう?
フランスを除くEU主要国は、北朝鮮と国交をすでに開いている。対話を進めつつ批判すべきは批判し、圧力をかけていく重層的な対応だ。
その「国交を開いている」EU諸国が、この決議案を出しているのですから、この書き方は変ですなあ。「批判すべきは批判し、圧力をかけていく重層的な対応」を朝日新聞はまったくせずに、「地上の楽園」を最近まで支持していたのではなかったでしょうか?これからは「重層的」という単語が愛用されることになりそうですなあ。では、「圧力」って何でしょう?経済制裁は効果が無いから絶対に反対だ!と主張している朝日新聞は、どんな圧力を考えているのでしょう?実は、社説の筆者は話の持って行き場が無くて七転八倒しているのです。
……6者協議で曲がりなりにも対話が続くさなかに、北朝鮮を刺激するのは得策ではないとの見方もあるかもしれない。
■くっ苦しいぃ。二重否定に推量表現の連打ですなあ。■
核とともに拉致問題の解決を求めるのは、その点で国際社会の連隊が確認される意義は大きい。
ここはとても歯切れが良いのですが、これは小泉政権の外交政策を全面的に支持している事になります。さっきは「反対・棄権は賛成と同数だ!」と読者の注意を喚起していたのに、インドネシアを例に引いて自分の主張を掘り崩してしまいます。
インドネシアは、特定の国家を非難する決議自体には反対するとしながらも、北朝鮮に「国際社会からの正当な関心には、しかるべき対応を」と求めた。決議に反対票を投じた国からさえも、そんな要求が出ている現実を北朝鮮は直視しなければなるまい。
■「なるまい」という力の無い末尾には、自責の念が滲み出しているのですが、素直には認めません。この文は、投票結果を書いた直後に加えるべき物です。文末に持って来るから話がややこしくなるのです。でも、そうしないとこれまで保持して来た自社の主張が崩壊するのでしょうなあ。最後は、もうヤケクソ気味です。
食べるものがあるか。自由にものが言えるか。そんな北朝鮮の人々の人権にも、私たちは無関心でいたくない。
開いた口が塞がりません!「無関心でいた」のは誰でしょう?今更、「いたくない。」と言うのですから、やはり、この社説は慙愧と後悔の念を表明したものだと斟酌(しんしゃく)して上げなければならないのでしょうか?少なくとも、この社説を書いた人の仲間以外は、ずっと前から「無関心で」はいませんでしたから、この「私たち」とは誰なのか?さっぱり分かりませんなあ。
■教育現場に新聞を!という大キャンペーンを展開している新聞各社には、是非とも、この社説を取り上げて全国の学校に推薦して欲しいものです。勿論、何を言っているのかさっぱり分からない「悪い見本」の作文としてですが……。
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