怪力娘症候群

怪力娘達のショートストーリー。Sな人、男性優位主義な人は精神を害される可能性がありますので閲覧をご遠慮下さい。

更新です

2011-07-24 05:43:14 | 日記
ボディーブロー的なものと、持ち上げ的なのを作ってみました。
8月中には水着系なのをなんとか作ってみたいです。
どーゆーシチュエーションにしようか……怪力的なスイカ割りとか

【筋肉地獄】ボディーブローのお手本

2011-07-24 05:43:08 | 世界【筋肉地獄】

【筋肉地獄】ボディーブローのお手本(1)
今にもリンに殴りかかろうとしている男。
そんな男を更に挑発するように、自らの腹部を指差し、リンが呟く。
「いいよ、殴ってみなよ?」





【筋肉地獄】ボディーブローのお手本(2)
リンは短く息を吸い込み、全身に力を込めた。
途端に、弛緩していた筋肉が硬く引き締まっていく。
剥き出しの腹部に、くっきりと浮き上がる腹筋のブロック。
次の瞬間、男の拳がリンの腹に撃ち込まれた。





【筋肉地獄】ボディーブローのお手本(3)
ガッ!
拳に激痛。
まるで大木に拳を打ちつけたような感覚。
悲鳴を上げて、男は右手を押さえてその場にうずくまる。
鉄板のごとく硬化したリンの腹筋により、拳を痛めたのだ。
「ふふっ、それで本気なんだ?」
微笑を浮かべ、男を見下ろすリン。
「全然効かないよ?」
強靭な自らの腹筋を指でなぞりながら、男を嘲笑う。





【筋肉地獄】ボディーブローのお手本(4)
リンはしゃがみこむ男の胸元を強引に掴み、無理やり立たせる。
「私がボディーブローのお手本、見せてあげようか?」
痛む拳を抱えながら激痛に耐える男には、もはや戦意は残っていない。
短く悲鳴を上げて、男は恐怖に怯えた。






【筋肉地獄】ボディーブローのお手本(5)
無慈悲なリンの右手が、男の腹部めがけて撃ち出される。
強大な筋力と瞬発力に支えられて、少女の拳が凶器へと変わる。
拳が男の腹部にめり込む。
更に体を半回転。
腕を上方に振り上げる。
リンの腕力に耐えられる筈も無く、男の体が紙屑のように舞い上がる。





【筋肉地獄】ボディーブローのお手本(6)
地面に転がり、腹を押さえて激痛にむせび泣く男。
その惨めな姿を見下ろしながら、リンが口を開く。
「言っておくけど、これでも手加減してあげてるんだよ?」
「私が本気で殴ったら、キミの内臓、破裂しちゃうかもしれないし」
リンは自らの力を誇示するかのように、拳を握り締める……。

【姉妹楽園】たかいたかーい

2011-07-24 05:42:53 | 世界【姉妹楽園】

【姉妹楽園】たかいたかーい(1)
公園にて。
えりかが、目の前に立っているタダノに向かって両腕を伸ばす。
「そのまま動かないでね~」
えりかの両手が、タダノの脇の下へと差し込まれる。





【姉妹楽園】たかいたかーい(2)
えりかの小さな手が、タダノの脇の下を掴む。
次の瞬間、えりかの腕力に支えられたタダノの体が、重力に逆らい空中へと舞い上がる。





【姉妹楽園】たかいたかーい(3)
必死に爪先立ちになって、地面に留まろうとするタダノ。
だが、その努力も空しく。
えりかの両腕が、地面にかろうじて繋がれていたタダノの足を、重力から解き放つ。
「こ、こらバカっ、やめろって……」
小学生に体を持ち上げられている。
この状況に対する気恥ずかしさから、タダノはやや不機嫌に言葉を発する。
だが、その不用意な態度はえりかの感情を刺激する。
「あれえ?」
えりかの眉が、ぴくりと動く。
「おにーちゃん、えりかに向かってそんな口の聞き方していいのかなあ~?」
ぐぐぐぐ。
タダノを遥かに凌駕する筋力を内包した、少女の腕に力がこもる。





【姉妹楽園】たかいたかーい(4)
えりかはタダノを持ち上げたまま、ゆっくりと公園の奥へと歩いていく。
シーソーに上り、タダノのTシャツの後襟を無造作に掴み、吊るし上げる。
「ぶ~らぶら~♪」
少女の右手に縫い止められて吊るされるタダノの姿は、まるで干された洗濯物のようだ。
その情けない姿を嘲笑いながら、えりかはタダノの体をぶらぶらと揺らし続ける……。

7月です

2011-07-06 00:33:17 | 日記
更新ですー。
なんとなく変則ベアハッグっぽいのを。

あと久しぶりに裏サイトも更新です。こっちもベアハッグで。
http://nemures.blog33.fc2.com/

Rewriteにまさかの怪力娘出現にびっくり。

もう7月ですねー。これからどんどん暑くなっていくのでしょう。
今年は日本中で節電フィーバーなのでなんとか扇風機を駆使して乗り切りたいトコです。



【姉妹楽園】ロッカールーム

2011-07-04 03:45:53 | 世界【姉妹楽園】

【姉妹楽園】ロッカールーム(1)
ジムでひとしきり汗を流した後、ロッカルームに戻ってきたまりあとアニー。
談笑しながら歩いてくる彼女達はまだ知らない。
数秒後に辿りつく、過酷なその現実を。





【姉妹楽園】ロッカールーム(2)
アニーがロッカーのドアに手をかけた。

……ああ、禁忌の扉が開かれる。
封印が開放され、無垢な少女達の眼前に、男はそのおぞましき姿を晒しだす。
少女達は言葉を失い、目は虚ろ。
ただただ、呆然と立ち尽くすのみ。

数秒の空白の間を経て、男が引きつった笑みを浮かべる。
……そしてそれが、彼の最後の笑顔となった。





【姉妹楽園】ロッカールーム(3)
アニーの鉄拳が、ロッカーの側面を陥没させ、男の横腹を抉った。
ロッカーが変形し、男の体が真横に、くの字へと曲がる。
そして、男の手の中から。
純白の布が、はらりと。
天使の羽のように、空中へと舞い踊る。





【姉妹楽園】ロッカールーム(4)
男の身を案じ、アニーを説得するまりあ。
だがその最中、まりあは気づいてしまった。
男の手に握られた、過酷な現実に。





【姉妹楽園】ロッカールーム(5)
(あ、あれは…)
まりあの心が、ざわめく。
見覚えのある、白き布。
(私の……)
汗に塗れた体をシャワーで清めた後、着用する予定だったソレを。
(替えの下着ッ!)
男の手で、汚された。
それが、事実。
それが、現実。

ぷちん。

少女のコメカミのあたりから、何かが弾ける音がした。





【姉妹楽園】ロッカールーム(6)
男の悲鳴が、ロッカールームに木霊する。
ロッカーごと体を押し潰されていく恐怖と痛みに、男は悶絶し、許しを請う。
だが、狂気と憤怒に魂を支配されたまりあは、もはや誰にも止められない。
「ま、まりあさん、潰れちゃいますよっ!」
隣で誰かの必死な声が聞こえる。
でも、その声は。
きっともう、届かない。
……たぶん。