滑川野球スポーツ少年団

茨城県日立市で活動する軟式少年野球チームの紹介です。

守備妨害?走塁妨害?

2006年07月12日 11時36分28秒 | Weblog
11日の巨人-横浜戦の初回1死二塁から、金城の打球がパウエル投手の右太腿外側を直撃。
三遊間へ転がった球を追った三塁手のアリアスと二塁走者の石井が接触し走塁妨害と判定されました。
三塁塁審の井野審判は試合後、初回、アリアスの走塁妨害の判定について「投手(パウエル)が捕球しようとしてはじいたため、守備機会を一度失った打球。
次の野手(アリアス)が、まさに球を拾おうとしている時に走者と触れた場合、守備妨害になることもあるが、今回はそうではなかった」と説明した。仮に、ボールがアリアスのグラブに収まる瞬間に走者と接触していれば、守備妨害を宣告していたかもしれないが、ボールがアリアスから離れていたところにあったため、走塁妨害の判定になったという。

う~むなんとも微妙な判定。

そこで、おさらい

公認野球規則
2・51
OBSTRUCTION「オブストラクション」(走塁妨害)
野手がボールを持たないときか、あるいはボールを処理する行為をしていないときに、走者の走塁を妨げる行為である。(7・06ab)
【原注】
本項でいう"野手がボールを処理する行為をしている"とは、野手がまさに送球を捕ろうとしているか、送球が直接野手に向かってきており、しかも充分近くにきていて、野手がこれを受け止めるにふさわしい位置をしめなければならなくなった状態をいう。これは一に審判員の判断に基づくものである。野手がボールを処理しようとして失敗した後は、もはやボールを処理している野手とはみなされない。たとえば、野手がゴロを捕ろうとしてとびついたが捕球できなかった。ボールは通り過ぎていったのにもかかわらずグランドに横たわったままでいたので、走者の走塁を遅らせた場合、その野手は走塁妨害をしたことになる。

7・06
オブストラクションが生じた場合には、審判員は"オブストラクション"を宣告するか、またはそのシグナルをしなければならない。
(a)
走塁を妨げられた走者に対してプレイが行われている場合、または打者走者が一塁に触れる前にその走塁を妨げられた場合には、ボールデッドとし、塁上の各走者はオブストラクションがなければ達しただろうと審判が推定する塁まで、アウトのおそれなく進塁することが許される。
走塁を妨げられた走者は、オブストラクション発生当時すでに占有していた塁よりも少なくとも一個先の進塁が許される。
以下省略
(b)
走塁を妨げられた走者に対してプレイが行われていなかった場合には、すべてのプレイが終了するまで試合は続けられる。審判員はプレイが終了したのを見届けた後に、はじめて"タイム"を宣告し、必要とあれば、その判断で走塁妨害によってうけた走者の不利益を取り除くように適宜な処置をとる。
以下省略

7・09
次の場合は、打者または走者によるインターフェアとなる。
(l)
走者が打球を処理しようとしている野手を避けなかったか、あるいは送球を故意に妨げた場合。
ただし、二人以上の野手が接近して、打球を処理しようとしており、走者がそのうち一人か二人以上の野手に接触したときには、審判員は、それらの野手のうちから、本規則の適用を受けるのに最もふさわしい位置にあった内野手を一人決定して、その野手に触れた場合に限ってアウトを宣告する。(7・08b参照)
【原注】
捕手が打球を処理しようとしているときに、捕手と一塁へ向かう打者走者とが接触した場合は、守備妨害も走塁妨害もなかったものとみなされて、何も宣告されない。打球を処理しようとしている野手による走塁妨害は、非常に悪質で乱暴な場合にだけ宣告されるべきである。たとえば、打球を処理しようとしているからといって、走者を故意につまづかせるようなことをすれば、オブストラクションが宣告される。
捕手が打球を処理しようとしているのに、一塁手、投手が、一塁へ向かう打者走者を妨害したらオブストラクションが宣告されるべきで、打者走者には一塁が与えられる。

7・08
次の場合、走者はアウトとなる。
(b)
走者が、送球を故意に妨げた場合、または打球を処理しようとしている野手の妨げになった場合。
【原注一】
打球(フェアボールとファウルボールとの区別なく)を処理しようとしている野手の妨げになったと審判員によって認められた走者は、それが故意であったか故意でなかったかの区別なく、アウトになる。
しかし、正規に占有を許された塁についていた走者が、フェア地域とファウル地域との区別なく守備の妨げになった場合、審判員がその妨害を故意と判断したときを除いて、その走者はアウトにはならない。審判員が、その妨害を故意と宣告した場合には次のペナルティを科す。
無死または一死のときは、その走者と打者とにアウトを、二死後のときは、打者にアウトを宣告する。
【注一】
"野手が打球を処理する"とは、野手が打球に対して守備しはじめてから打球をつかんで送球し終わるまでの行為をいう。従って、走者が、前記のどの守備行為でも妨害すれば、打球を処理しようとしている野手を妨げたことになる。
【注二】
走者が6・05(k)、7・08(a)項規定の走路を走っていた場合でも、打球を処理しようとしている野手の妨げになったと審判員が判断したときには、本項の適用を受けて、走者はアウトになる。

さて、みなさんはどう判断します?


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