難波支部 施工協力会

難波支部施工協力会の活動報告

難波支部施工協力会発足

2023-03-23 | 報告

平素は組合運営に御高配を賜り厚く御礼申し上げます。

さて、コロナ禍の状況もかなり落ち着きを見せた中、電気工事業界では沢山の課題を抱えております。事業承継の問題は継続的であり、人材不足、資材調達の問題も課題となっております。

コロナの収束やインフレが予想よりも早く落ち着けば、これを機に経済が回復し繰延需要により景気が押し上げられます。 景気の回復が、電気工事業界での人材不足の問題へと繋がっていきます。

昨今では、電気工事の業登録を行わず電気工事士免状のみで電気工事を請負う業者が増加し、電気工事業界が解決していかなければならない問題のひとつとなっております。皆様におかれましても下請業者が登録電気工事業の届出のされていない電気工事業者であれば、雇用契約を結ぶか届出をされている業者に電気工事を請負わせるよう宜しくお願いいたします。

電気工事業の登録を行っていない業者が電気工事の施工に当たる若しくは応援として電気工事業を営むのは、電気工事業の闇バイトの様な事と捉えられ、業界のイメージダウンに繋がります。これは人材雇用、業界アピールにはマイナスであり、我々がしっかり指導に当たらなければなりません。

その為にも、大阪府電気工事工業組合難波支部に加盟されておられる全組合員様が施工協力会の会員として、電気工事の施工支援を円滑に実施出来る体制を形成したいと思っています。支部長が直々に協力会の先頭に立ち動いていこうと考えております。

情報交換の場としましては大阪府電気工事工業組合難波支部が開催する新年互礼会・通常総会にご参加していただき意見交換・交流を深めていきたいと思っております。

情報はホームページを活用し随時発信を予定しております。ご質問等ありましたら大阪府電気工事工業組合難波支部事務局にお問い合わせくださいますようお願いいたします。

 

活動内容につきましては、下記に基づき作成しております。

・大阪府電気工事工業組合難波支部規約第一章総則第1条(目的)
本支部は組合の円滑なる運営を図り、組合員相互の親睦と啓発及び経営の合理化と安定を図ることを目的とする。
・難波電気工業協同組合定款第一章第1条(目的)
本組合は組合員の相互扶助の精神に基づき、組合員のために必要な共同事業を行い、もって組合員の自主的な経済活動を促進し、かつ、その経済的地位の向上を図ることを目的とする。

【活動内容】
・組合員の経営及び技術の改善・向上
・組合員の知識の普及を図るための教育及び情報提供
・組合員の経済的地位改善のための団体協約の締結
・組合員の会社への施工協力業者及び応援業者の紹介
・組合員相互の工事請負に関するマッチング
・各関係官公署及び関係商社への交渉の指導援助

大阪府電気工事工業組合難波支部の組合員は、相互扶助の精神に基づき組合員同士が互いに助け合い共に経済的地位の向上を図っていきます。

施工協力、工事請負、応援業者の紹介マッチングには当然価格交渉の問題が発生します。適正なる請負体制、施工協力体制を築くためには、組合が組合員相互の間に入りお互いが納得のいく価格で請負う必要があります。
工事現場は様々で一律の金額を設定するのは問題発生に繋がりかねません。工事案件ごとに予算・見積・数量を明確化し、お互いがプロの目で判断し、第三者のプロの目として組合が間に入ります。
成立する工事もあれば不成立になる工事も出てくると思いますが、組合員相互が納得し適正価格で工事を受注していけるよう協力することが目的です。

電気工事業界の更なる発展を担うため難波支部施工協力会の活動が必要であると確信しております。
電気工事工業組合難波支部が皆様のお役に立てるよう、尚一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

大阪府電気工事工業組合難波支部
支部長 渡邊 隆行