取組前のロボットのような独特の所作で人気を集めた大相撲の元小結・高見盛(36)=本名・加藤精彦(かとう・せいけん)、青森県出身、東関部屋=が初場所千秋楽の27日、現役引退を表明した。師匠の東関親方(元前頭・潮丸)が明らかにした。同日夜、東京都内で記者会見する。
高見盛は東十両12枚目で迎えた初場所は5勝10敗と振るわず、3月の春場所での幕下陥落が確実になっていた。今後は年寄「振分(ふりわけ)」を襲名し、部屋付き親方として後進の指導に当たる予定。
青森・弘前実高、日大を経て角界入りした。日大4年時に全日本選手権を制し、99年春場所で幕下付け出しデビュー。00年初場所で新十両に昇進。同年名古屋場所で新入幕を果たし、10勝を挙げて敢闘賞を受賞した。
その後、右膝のけがで幕下に落ちたものの、02年春場所で再入幕。同年秋場所では小結を務めた。03年名古屋場所で武蔵丸、朝青龍の両横綱から金星を挙げて殊勲賞を獲得。一大ブームを巻き起こし、何本ものテレビコマーシャルにも出演するなど、角界の人気回復に貢献した。11年秋場所から十両生活が続いていた。
幕内成績は408勝446敗16休。三賞獲得は殊勲1回、敢闘2回、技能2回。通算成績は563勝564敗46休。
(http://www.excite.co.jp/
News/sports_g/20130127/Mainichi_20130127k0000e050149000c.html)
人気は横綱並み、この人だけは見たいと思っていた人も多いと思う。
気合いの入れ方、負けた時の肩を落としたがっかりした表情。
永谷園のCMにも出ていた。
これからは部屋付き親方として後進の指導に当たる予定という。
がんばってほしい。
大相撲の一つの顔が消えた、お疲れさま。
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