空転が続いていた国会は、週明けから正常化する見通しになった。民主党の安住淳国対委員長が１日の与野党国対委員長会談で「大きな原因を作ったのは政権与党側だ。申し訳ない」と陳謝、自民党など野党が矛を収めた。民主党は、野党が提出した震災関連の議員立法に前向きに応じることで、赤字国債発行を認める特例公債法案など重要法案の審議促進を図りたい考えだ。
民主党の岡田克也幹事長も１日、自民党の石原伸晃、公明党の井上義久両幹事長に電話し、浜田和幸総務政務官の「一本釣り」などを謝罪した。３党は４日に幹事長・国対委員長会談を開き正常化で合意する。５日に衆院予算委員会、６日に参院予算委員会でそれぞれ首相出席の集中審議を行う方向だ。
与野党は７日に衆院で原子力損害賠償支援機構法案、参院で自民党など野党５党が共同提案した原子力事故被害緊急措置法案を同時に審議入りすることでも大筋合意。緊急措置法案は福島第１原発事故の被害者への賠償金を国が東京電力に代わって仮払いする内容で、安住氏は１日の記者会見で「（政府案と）密接不可分なので同時決着した方がいい」と成立に協力する考えを示した。
政府は被災者支援にあてる１１年度第２次補正予算案を１５日に国会に提出する方針。野党も賛成する方向で、２次補正は今月下旬にも成立する見通しだ。一方、首相が退陣条件に掲げた再生可能エネルギー固定価格買い取り法案は７月中旬に審議入りする見通しだが、特例公債法案を巡る与野党協議は整っていない。
（http://www.excite.co.jp/
News/politics_g/20110701/Mainichi_20110702k0000m010085000c.html）
120日が50日、結局70日に決まった国会延長。（参照6/22 １５７０号）
空転していたのが5日に正常となるらしい。
23日から4日の12日間は一体何だったのか。
一旦決まっていた延長幅50日を20日延ばしたことに自公が反発、その後の一本釣りで他野党ともども大反発。ごり押しした20日のうちの12日間はムダに過ぎてしまった。
それだけ法案成立が遅れる。
被災地のこと、被災者のことよりも、おのれの総理の任期のことしか頭にないボケ菅の思う通りに、時間が過ぎて行っているようだ。
今後も野党を挑発し法案成立を遅らし（＝総理の椅子に長く座っていられる）ニンマリするんだろうな。
まさに宰相不幸社会やな。
１５９２号
