7MHzで運用すると、自宅のラジオ・テレビに妨害(インターフェア)が入るというので、本日、原因の調査を行った。
シャックの有る部屋にはテレビが無く、パソコンにもチューナーカードが付いていないので、ビデオテープレコーダーをチューナーとして使い、その出力をアイオーデータ製のアップコンバータVA BOX2に入れ、出力のアナログRGBをパソコンのCRTディスプレーに接続し、隣の部屋からアンテナコードを伸ばしTVが見れる様にした。
3.5/7/21/28MHzで送信、TVは全CHモニターしたが画像/音声共妨害は出ていなかった。そこで妨害が有るという居間のTVをモニターしたが妨害は無し。しかし、TV音声を外部スピーカーで聞くために使っているプリメインアンプCA-1000Ⅱから、音声が聞こえてくる。
ボリュームの位置に関係無く、全ての入出力(スピーカーケーブルも外してヘッドフォンでモニター)を外しても聞こえる。明らかにアンプアイである。それも7MHzの時しか発生しない。
同じく、AMラジオ(AC接続、電池駆動どちらも)からも7MHzに限って、全帯域に渡って音声が入る。
トランシーバー側にACラインフィルタを入れたり、ラジオ側にACラインフィルタを入れたり、LPFの位置/有無、コモンモードフィルタの位置/有無、アンテナチューナーの有無等考えられることはやってみたが変わらない。(ダミーロードでは妨害が出ない)アンテナを7/21MHz-2バンドDPからオールバンドT2FDに換えても変わらない。アースの有無も関係無い。
アンプアイに関しては、別なFETプリメインアンプMARANTZ PM-80aに換えたら治まった(但し、レベルの低いフォノ入力では入る)。
FT-101ZSをFT-101Sに換えても現象は同じ、タイプが同じだからなのか?益々判らなくなる。7MHzでこのことを交信相手のOMさんに相談したら、やはり、ここまでくるとメーカーに問い合わせるのがいいだろうということだったので、後日、問い合わせてみることにする。
近くのOMからはアンテナの地上高が低いせい(8mHです)ではないかとのアドバイスも。
今度はAMポケットラジオを持って外に出て100m位離れてみたが、特定の周波数(何ポイントも有る)に出ているのが減衰しないので、本当にスプリアスが出ている様だ。終段の寄生発振か?
取り敢えず、運用しながらの様子見をすることにする。
6/8調査
ダミー動作でもポケットラジオをトランシーバーに近づけると同じ現象が再現されるので、これで原因調査することにする。
FT-101SとFT-101ZSでは症状が違う。でも、7MHzのみ発生は同じである。
FT-101Sは電波がマイクアンプ回路に回り込んでいる感じで、ラジオにマイクを近づけなくてもハウリングが聞こえる周波数がある。マイクゲインを0にすると止まる。
FT-101ZSはそのような現象は無く、一様に放送局の有る周波数で音声が入る(混変調?)。中和回路を調整してみよう。