エスカレート

※初めての方はこちら「プロローグ」、「このblogの趣旨」からお読みください。

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（ ￣Д￣）　『どうだ？掴めてきたかい？』

（￣д￣；）　「そうですね…確かに、僕が求めているのは刺激です。間違いありません」

（ ￣Д￣）　『では話を続けよう。「刺激を求める」、また、「刺激を体感する」ということを実現するための仕組みが「自我」だ。「刺激」を可能にするために“大いなるひとつ”はエネルギーに様々な違いをもたらした。「刺激をあたえるもの」と「刺激をうけるもの」が存在する次元を作り、双方があらゆる方向で刺激をあたえ合うことを可能にした。「あれ」「これ」「それ」とあらゆるものを分離することを「観念（マトリックス）」というシステムで実現したんだ。そして、そこで生まれた分離意識は、「分かれた」だけではなく、あらゆる記憶を一度隠した。あらかじめ“全て”を知っているとしたら、そこに新たな経験（刺激）は生まれないからね。だからお前は一度全てを忘れてこの次元に存在している。また、その次元では「刺激（経験）」を可能にするため「分離されたもの同士の関連性」つまり「原因と結果」という流れを生み出した。「原因と結果」という流れを可能にするため「時間」が生じた』

（￣д￣；）　「なるほど…」

（ ￣Д￣）　『お前（自我）が存在する次元（この世）には、「苦（刺激）」しかない。しかしそれは罰でも刑でもない。「苦（刺激）」そのものが神から与えられたプレゼントだ。幸と不幸、善と悪、快楽と苦しみ、ポジティブとネガティブ、そのように対局に見えるあらゆるものは、本当は対局ではない。ひとつの同じもの、つまり「刺激」だ。（※関連記事：2009年04月16日投稿「永遠」）「求めよ、さらば与えられん」というその法則において、刺激は引き寄せられる。刺激（快）を求めるから、刺激（苦）が引き寄せられる。だからこの世（マトリックス）においては、何を求めても最終的に引き寄せられるものは「苦」だ』

（￣д￣；）　「むぅ…」

（ ￣Д￣）　『お前が先ほど話した飢餓や戦争、虐待や暴力、人間関係のもつれや事故・災害・病などは、その仕組みを根底とした結果として現れているんだ』

（￣д￣；）　「そこ、もう少し詳しくなりますか？」

（ ￣Д￣）　『そう難しく考えなくていいよ。身近なところから振り返ってごらん』

（￣д￣ ）　「と、言いますと？」

（ ￣Д￣）　『刺激を求め続けるということが、どういう結果を生むかを考えてみよう』

（￣д￣；）　「刺激を求め続けると…………」

（ ￣Д￣）　『だから難しく考えるなって。じゃあさ、エロビデオを例にしてみよう』

Σ（￣д￣；）　「身近なとこって、そこかよ！」

（ ￣Д￣）　『刺激を求めてAVを見た。その後どうなったかね』

（*ノノ）　「……イキました」

（；￣Д￣）　『いや、そうじゃなくて…』

（￣д￣；）　「へ？」

（ ￣Д￣）　『AVを繰り返し見ることによって、初めて見たときに得た刺激は同じ刺激として得られているかね』

（￣д￣；）　「いえ…さすがに繰り返し見てると飽きてきますね」

（ ￣Д￣）　『で、』

（￣д￣；）　「新たな刺激を求めています…」

（ ￣Д￣）　『新たな刺激とは？』

（￣д￣；）　「より強い刺激を……、あぁ、そういうことか…」

（ ￣Д￣）　『うん。刺激はね飽きや慣れがつきものなんだ。だから、一度刺激を求め出すとエスカレートする傾向がある。さて、先ほど話したとおり「快」と「苦」は本当は同じものだ。それを知らずにより強い快を求めたらどうなるだろう』

（￣д￣；）　「より強い苦を引き寄せてしまう……」

（ ￣Д￣）　『では、ここからさらに話を掘り下げてみよう』



続きます。


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