沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩506 文民の怒り 7

2014年01月29日 23時25分22秒 | 政治論

 松永伍一という人を、確か「日本農民詩史」で知ったのは20代だったと思うが、氏の「一揆論」は知らずにいて、そのなかに、およそ一揆などというのは死を覚悟してやるもので、そうでなければ一切沈黙したほうがよい、というようなことを書いている、と末井昭氏が言っている。権力者、為政者、とりわけ理不尽な反動政治に加担する連中に対しては、沈黙のほうが効果的だということで、成程と思った。彼ら(権力者)は抵抗し、反抗する力に対してはいくらでもその弾圧の手口を心得ている。ところが次々と繰り出す施策に対し、どこからも抗議の声や反論が沸き起こらない状態で推移すると、むしろ彼らは不安になる。今安倍政権に対して、中国や韓国がかなりの頻度で抗議や攻撃的言辞、反論の声を上げているが、こういうのはこの政権にとってむしろ弾みをつける斥力の意味しかない。米国の勧告さえ無視して靖国参りをした男だ。粋がりこそすれ、決してめげるが物ではない。

 国の内外で主だった知識人の沖縄包囲網的声明が発表されているが、この安倍政権にどれほどの統制力を発揮するのか未知数だ。結局は地域住民、有志、が骨身を削って座り込み、調査工事妨害、市長許認可権行使フル稼働、反対者糾合の国内規模でのオルグ、等が要求される。(つづく)

 



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