沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩602 沖縄の現状を解明する 8 

2015年12月09日 08時44分56秒 | 政治論

 1941年(昭和16年)日本時間12月8日未明、日本陸軍が先ず英領マレー半島コタ・バルに接近し上陸、英印軍と交戦し(マレー作戦)、英国政府に対し宣戦布告なき奇襲をかけて所謂太平洋戦争の戦端を開いた。次いで日本海軍航空隊によりハワイオアフ島真珠湾攻撃が日本時間午前3時19分に奇襲作戦として開始された。

当時、午前7時のラジオ放送は次のようにこれを伝えている。(臨時ニュースとしているが実際は定刻放送であった)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:News_of_the_outbreak_of_the_Pacific_War(Empire_of_Japan).ogg

「大本営陸海軍部12月8日午前6時発表。帝国陸海軍は本日未明、西太平洋においてアメリカイギリス軍と戦闘状態に入れり」とある。

              真珠湾攻撃

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             マレー作戦地図

 この日12月8日が大日本帝国没落廃滅の確実な第一歩となったのだが、これより先15年戦争としては既に大東亜共栄圏構想(対中戦争はまさに大東亜の一角そのものを武力攻撃することである)の偽善性は、陸軍に拠る謀略と共に中国への侵略行為となって論理的にはその破綻した真相が余すところなく暴露されている。今になって安倍晋三がいかに史実改竄の言い訳を連発しようともこの事実は消しようもない。従って安倍晋三とその一派ががなり立てている「歴史修正主義」の欺瞞性は、彼ら自身の発狂的性格(通常あり得ない公人によるでっち上げ)を露呈している。しかしこの国の民はこういう連中に政治的権力の全て(安定多数)を預けてしまった。だから彼らは図に乗ってやりたい放題言いたい放題を繰り返し、その政策実現に非知性、非論理、反倫理、反民意をかえりみず、なりふり構わぬ人民弾圧、言論封殺、恫喝懐柔、といった前時代的な手法をナチス並に駆使して完遂しようとしている。これはこの国の未来への「やっつけ仕事」であり、必ず後時代的反動を招く、実に無駄で明らかな亡国的結果を準備することになる。辺野古強行はまさにその最前線の愚行である。(つづく)

 

 

 

 

 

 



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