このムービーは、前回作ったハインドを合成したものです。プラモの製作はすべてムービーの為ですので、この形が私的に遊びの完成形ということです。
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今回は、この合成作業をどう行ったか、紹介して行きたいと思います。
これが今回元になったキットです。
製作過程は、右の最新記事1/72ハインド製作その1をご覧下さい。
1/72なので、実寸は25cmを切るくらいです。これを合成用のバックの前で動かして、元素材の画像ファイルを作ります。
作った画像ファイル(撮影は4Kサイズです)を、PCに取り込み映像処理ソフト Adobe After Effectsで合成処理を行います。
ここでキーイングを行うのですが、プラモのような実寸が小さい物は、どうしてもエッジの処理がイマイチで、これをマット処理などで目立たなくさせるのですが、どうしても残ってしまいます。最終的にはブラーやカツゥーンなどで済ませますが、アマチュアレベルでプラモなどの小さいものの合成は、まだまだ試行錯誤が必要です。
合成バックは、ブルーバックと薄いオレンジバックを使用しました。
ハインドの塗装色は、グリーン系なので、当初ブルーバックで充分、キーイングで抜けるだろうと思っていたのですが、エッジ処理の段階でかなり苦しんでいます。
最初の2カットはブルーが充分に抜けていません。
ブレードの基部の回転しているボケが不自然で、本来ならブレード基部にマスクをかけその部分をブラーでぼかし馴染ませるのですが、今回はバックの色テストということもあり、そこまではしていません。
ここからは、背景画像に凝ったものを使用しています。
この背景は、景観ソフトe-on soft VUE2015で作成したもので、SampleのDataをそのままレンダリングしています、ただそのままレンダリングさせると、平気で数時間かかるので、なるべく内容を削って負荷を減らしています。
1カットが、数秒単位なので、動きはなるべく少なくして不自然さを目立たなくしなければ、なりません、なのに最初から数カットを見ると動きがすべて、いい加減ウソっぽい感じで、使い物になりません。
そこでこの横の流れるカットです、あまり不自然には、見えないと思いますが、どぉ?でしょうか。単純に動きが、メチャ少ないのです。プラモはこの程度が限界ですか、考えます。
今作っているムービー全体のイメージが、この感じです。全くの実写っぽくすると、プラモのおもちゃ感が、抜けず(そのおもちゃ感の映像が結構流行っていますけど)私的にそれは、ちょっと違うので、製作技術や映像加工のスキルから妥協したのがこの平たい画像です。実写でもないし、CG風でもアニメ風でも無い、う~んなんなんでしょう。
次回から、現在まで製作したプラモを順次ムービー化して行き、その過程を紹介して行きたいと思っています。まずはムービーのトップシーンからです。
※このテストムービーに関してご意見ご感想などありましたら、私自身のスキル向上の為にも是非、コメントをください。
タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション WB-5 Mi-24ハインド | |
今回使用したキットです。価格的には旧キットということもありかなりリーズナブルですが、製作には相当根性がいります。 | |
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