じっくりコトコトプラモデル&ムービー作り

プラモデル作るだけじゃ物足りない、もぉ少し遊びたいたいからこれでムービーつくちゃいました。

なんとなくF2B製作

2018年09月29日 | 日記

本屋で何気なく見つけた夏見正隆の小説「Moon Princess F2B、嵐を越えて」そのブックカバーのF2Bのイラストと小説に刺激され、ガンダム製作に少しばかり飽きていたこともあって単純に製作意欲が沸き、久しぶりに空ものスケールプラモを作り始めました。

手元にあったキットはハセガワの1/72、このスケールだとこのキットはベストなんではないでしょうか(たぶん?)。

実は、このF2Bのキット、製作中の動画の中で航空自衛隊の戦闘機が出るシーンがありそこに、最初F2Aを出す予定だったのですが、まんま出しても面白味がないと思いフランスの戦闘機ラファールを空自が支援戦闘機として導入した事にしてラファール空自仕様を作る為、ハセガワF2A/Bから部品をチョイスしたのです、なにしろタミヤイタレリのラファールの出来はイマイチなのと空自のミサイルが欲しかったからで、そのくらいのチョイスだったのでF2Bの基本キットはほとんど残っていました。

しばらくぶりにキットと再会、点検してみると操縦席周りやセンサー類、増槽パイロン、ミサイルパイロンが無くなっています、F2Bなので複座仕様ですから操縦席周りのパーツは作り出すのと、翼に装着するパイロンやミサイル類に関してはF2BではA型と違って電子機器が充分でなく運用に制限があるということなので、サックリと放棄して増槽も胴体に付くセンター増槽タンクしかキットには残っていないのでそれは装着するとして、翼は全くの空状態に決定、同時にF2Bをそのまま作っても面白くないので、塗装はオリジナルにしてUSAFのF16の派手目のものとかでコーティングする事に、あまり実機にしばられず好き勝手に製作自体を楽しむ事にしたのです。

空もののお約束事、まずはコックピットの仮組みから始めます、幸いシートはキットのものがそのまま残っていたので、特に加工もせずに組み上げる事に、細かくディテールアップすれば面白いのでしょうが、今回は小説のワンシーンの再現ということで細かい部分は全てスルーすることにします。

ただ操縦席の前席計器盤はラファールに移植してしまったので、残った後席の計器盤を元に1mmプラ板から切り出し、レーザーディスプレイらしきものを追加しておきます。

サイドコンソールはデカール表現だったのですがこれも1座席分移植してありません、なので後部のサイドは0.5mmプラ板をそれらしくカットして、スジ彫りを入れ塗装で逃げる予定です、まあ組み込んでしまえばほとんど見えないでしょうし、いいんじゃないでしょうか、それでも操縦桿のサイドスティックは1つは移植されてありませんので、真鍮パイプとプラ板で作っています、これって、どう何でしょう?いい加減とこだわり加減が滅茶苦茶なようですけど。

F16系といえばこのエアインテークが一番面倒な部分ではないでしょうか?多くのキットで接続ラインに段差が出来たりしてパテ地獄にはまったりといった話がWebサイトにはあふれているようです、でもこのハセガワのキットに関してはキッチリと組みあがります。

インテーク周りの厚みをペーパーヤスリで、なるべく薄く仕上げます、簡単な作業で仕上がりに差が出来るような気がして、結構チマチマやすっています。

仮組で胴体とインテークのすり合わせを充分にしているつもりですが、微妙に段差が発生します、スジ彫りになるべく影響のないように光硬化パテを薄く付けては合わせ目消しです。

どうにか段差が克服できたので、といってもハセガワ精度なのではるかに簡単だったのですが、でもインテーク内部に付く板(補強用?)がキットの物をそのまま使用したので見た目やたら太くなってしまいました、それに塗装も白ではなく焼鉄色ぽいのが正解らしいのですがもうホワイトを吹いてしまいましたし筆塗りで中を塗るのは自殺行為なのでそのままとします。

脚内部のホワイト塗装がおわったら一気に他の塗装も始めます、コクピット内部計器盤などグレイで適当に塗っています、ここいらサックリやって早いとこ胴体を接着してしまいます、おっと!機首内部に5gの重りを4mm鉄球で仕込まなければ。シートは塗装後、最後に付ければいいんで細かく塗り分けシートベルトも追加することにしました。

胴体接着後、全体塗装前に排気孔内部塗装やその周囲の黒鉄色を吹く為のマスキングとインテーク内部に回り込む機体色の為のマスキングなどをしてしまいます、このインテーク内のマスキングは結構大変でした、うまくラインがつながらないので、何度かやり直してどうにか終わらせたのですが余り満足のゆく出来ではありません、垂直尾翼は黒一色にオレンジラインをアクセントに入れるので、黒サフでベースを作ってマスキングオレンジを吹いておわりです。

排気孔の黒鉄色はラッカー系で調色してガッツリ塗ってあります、この部分は胴体塗装を全て終えてトップコート仕上げをする最後までマスキングされた状態が続きますのでしっかりと塗装です。

コクピット部分も前部風防やヘッドアップディスプレイを付ける準備をします、風防は胴体とのすり合わせを充分にして接合部に隙間が出ないようにして極少量のパテを入れて修正します。

風防をマスキングゾルで切り抜き、機体内部色をフレームに吹いておきます、同時にインテークの周囲を機体下部色で接着前に吹いておきます、接着後ではどうしてもインテークと胴体の間の塗装がうまく吹けません、以前は筆塗りでやっていて相当苦労した記憶があります、今回はサイトの情報で事前にこのことを理解していたので仕上がりは良いはずです。いやホント助かります。

塗装とデカール貼りは一気にやってしまいます、洋上迷彩はやめてオリジナル迷彩、ラファールで洋上迷彩はやったので、WWⅡのアメリカ海軍初期の艦上戦闘機のカラーをメインに下面色は少しブルーの入ったグレイ、現役の航空迷彩風に仕上げてみました、垂直尾翼もNAVYテイストのマーキングにしてみました、ちなみにこのデカールはイスラエルのメルカバ戦車に付いていたデカールを流用したもので現実には存在しません。

とにかく完成、ピトー管やセンサーアンテナ部分は真鍮線やスティール線で作り変えてあります、こうして見るとどこかにありそうな機体のように思えます。

これはまんまF16です、F2らしさは翼関連のレイアウトにあるんでこの横位置では、あまり新しさを感じません。

ジェットエンジンノズルは開いた方がらしいのだけれども、まっこれもありでしょう、気持ちの中では1/48のキットでいろいろディティールアップして作りこんでみたいとは思う機体ですが、いつになるやら…。

小説 「MOON PRINCESS F2B、嵐を越えて」で主人公がF2Bに初めて出会うシーン、小説からの引用です、⇒


この機体は。

白い光を浴び、一つの流線型が鋭い機首をまっすぐに伸ばして、目の前にあった。

ブルーの濃淡の塗装。

ファントムとは異なる、それは流れるようなフォルムだ。複座のバブル型キャノピーに一枚垂直尾翼、単発。機首の下には鮫の口のような、独特の形状の空気取り入れ口。

「___こいつは」

「F2Bです」   

_____________以上 夏見正隆著上記小説から引用


ハンガーの中で照明に浮かび上がっていた姿は多分こんな感じと、かってに想像して完成後のおいしいお酒をいただきます。





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