しもうさ悠歩道

季節の移り変わり、街の様子や身の回りの出来事を、足で稼いでカメラに収め書き記します。

3.10 と 3.11

2015-03-10 23:06:56 | Weblog

70年前の今日昭和20年3月10日未明には、米軍に依る東京大空襲に見舞われ、下町の人口密集地 江東、墨田、台東 地区が狙われ 紅蓮の炎で殆どの家や建物が焼き尽くされ 10万人を越える犠牲者が有りました。当時私は墨田北部の鐘ヶ淵に家が有り、まだ生まれて僅か2歳と4か月でしたが、真夜中の炎の中を姉の背中に負ぶさって荒川の土手へ避難した事だけは何故か覚えています、幼な心にも、余りにも強烈な印象だったからなのでしょう。

4年前の明日3月11日は、東北大震災とそれにに伴う津波に依る太平洋沿岸各地の大被害や原発の爆発事故に襲われ、史上稀な大災害と成りました。2年程前に市川市内在住で、お父さんを無くされた仙台ご出身の若い奥さん(齊藤さん)やそのご家族と知り合いに成りました。御主人は市内の中学校で教鞭を取られていて震災時には奥さんや義母さんといっしょに義父さんを探しに献身的な活動をされ、ひと月後に仙台空港近くで見付けられたそうです。そしてその思いを義母さんは 60歳のラブレター感謝 と言う文集にご主人への思いを投稿、齊藤さんのご主人は福井県坂井市丸岡町で毎年行われている(既に20年程続いている) 日本一短い手紙コンクール 『一筆啓上賞』 (2011年のテーマは 『 明日へ 』 ) に応募し 採用され福井放送(地元の民放局)で放送され、そのDVDを頂きました。そのDVDはパソコン教室にお預けしておきます、 全国から色々な『明日へ』が応募されて居りますので、どうぞ見て頂きたいと思います。 (以前から やろう やろう と思いながら、中々出来なくて今に成ってしまいました。 齊藤さんには深くお詫び致します)

以下の映像は全て福井放送が2012年5月30日放送された映像を基に作られたDVD『明日っていいな』から使わせて頂きました。

 

日本一短い手紙コンクール『一筆啓上賞』は仙千代(お仙) 後の丸岡城主本多成重の父で家康の家臣本多作左衛門重次が妻に出したあの有名な文章(日本一短い手紙)『一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥せ』からヒントを得て作られた様です。

    

     

選考委員の一人のシンガーソングライターの 小室等 さんとその娘さん こむろゆい さんが、手紙の作者を訪れてインタビューし、手紙に曲を付けて演奏する事を、12年間続けているのがとても印象的です。        

          一筆啓上賞 大賞受賞作品

    

       以下は収録されている内のほんの一部です

        以下は東北大震災関連の手紙です

   

      市川市在住の齊藤さんが義父に宛てた手紙です