犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

その他>日本国憲法を考えよう(その15)

2017年06月15日 | その他
九条について共産党はどう考えているか

 日本共産党は最近では若い女性を表看板にしてソフトなイメージ戦略をとっているが、その存在はかなり危険だった。米国では、非合法の存在であり、日本も戦前は、非合法だった。世界で同時に共産主義革命を起こすために、ソ連の国際共産主義組織の日本支部として発足している。戦前の治安維持法は、日本が赤化しないために用意された法律だ。朝鮮戦争の時期までは、後方攪乱のための過激な行動を取っていたらしい。過激派組織の元祖という存在だ。

 この日本共産党が、GHQの置きみやげの一つである。日本を弱体化させるために取られた分断統治政策の一環である。つまり、日本共産党は、日本を弱体化するためのしかけである。

 共産党は、九条についてどう考えているのか。
 思考するときに、まったく対立する意見を見ると理解が容易になる。

共産党は自衛隊どうする?(しんぶん赤旗日曜版2017.6.11)
「日本共産党は、自衛隊は9条とは相いれない、憲法違反の存在だと考えています。だからといって日本共産党は、ただちになくすことは主張していません。
徹底した外交努力を通じて周辺諸国と平和友好関係を築き、国民の圧倒的多数が「もう自衛隊がなくても安心だ」という合意が成熟したところで初めて、9条の完全実施に踏み出すというのが共産党の方針です。
かなり長期間にわたって自衛隊と共存する期間が続きますが、その期間に万一、急迫不正の主権侵害や大規模災害などがあった場合には、国民の命を守るために自衛隊に働いてもらう――この方針を党大会で決めています。
憲法を守ること、国民の命を守ること――日本共産党はこの両方を真剣に追求していきます。
いま政治に求められるのは、憲法を変えるのではなく、9条がめざす方向に現実を近づけていく努力ではないでしょうか。」

 共産党の主張は、要約すると、
①自衛隊は憲法違反→ ②だが、憲法九条を変えない→ ③外交努力で平和を実現した後、自衛隊廃止→ ④憲法九条が残る
である。

 現在、憲法違反だが、いずれ、これを解消する、だから、この憲法は守るというわけである。
このフローに、改憲の考えを入れるとつぎのようになる。
①自衛隊は憲法違反→ (②憲法九条を改正)→(②’自衛隊が合憲)→ ③外交努力で平和を実現した後、自衛隊廃止→ ④憲法九条を戻す

 スタートも最終の到達点も同じである。途中の自衛隊が、合憲か、違憲かだけの違いである。
自衛隊を合憲の存在として認めるか、認めないかだけの違いである。
認めないという意味は、日本の弱体化だけだ。日本が強くなると困るのか。

 また、共産党の主張に「憲法を守ること、国民の命を守ること」との付け足しがあるが、
違憲の自衛隊を持っているので、憲法を守っていない、
武力の行使できない、無力な自衛隊のため、国民の命も守っていない
 ので、何の説得力もない。
 さらに、
「徹底した外交努力」というが、対立する相手国は、武力と外交の両面作戦で出来ているのに、こちらは外交努力だけ、話し合いだけというように聞こえるのでこれも全く説得力は無い。
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