山梨県産ワイン その3
H28.9月
山梨県産ワインについて。
日本ワインコンクール2016(山梨県甲府市で開催)の結果が発表された。
今回注目したのが「国内改良等品種 赤」部門である。
国内改良等品種と言えばマスカットベリーAが代表的であり、
個人的にも応援している品種である。(甲州種はもちろん応援している)
今回の金・部門最高賞に「ラフィーユ樽甲斐ノワール2014」が選ばれた。
この甲斐ノワールは、山梨県果樹試験場が作成した新品種。
1969年に「ブラック・クイーン」に「カベルネ・ソーヴィニヨン」を交配、
1990年に登録品種となっている。
地元の山梨県果樹試験場の努力が金賞となり花開いた。嬉しい限りである。
(右がまるきさんのラ・フィーユ(甲斐ノワール))
なお、「ブラック・クイーン」は、日本固有の赤ワイン用品種であり、
日本ワインの父と呼ばれる川上善兵衛により
1927年にべリー種とゴールデン・クイーン種から作られた交配品種。
余談であるが、山梨県関係では、
山梨大学の山川祥秀氏が1990年に
山梨県内に自生していたヤマブドウとカベルネ・ソーヴィニヨンを
交配して作った赤ワイン用品種である「ヤマ・ソーヴィニヨン」がある。
以下、前回ブログに載せて以来飲んだ山梨県産ワインである。
(集合写真)
(集合写真)
(集合写真)
(受賞シールは貼っていないが、3本とも2016金賞ワイン)