【ストーリー】
半兵衛が知り合った男・弥兵衛‐彼の世を悟り人生を達観した様子に、なぜか半兵衛は惚れ込んでしまった。
一方、鳴海屋の娘・おたみは父親から政略結婚を強いられたことに反発、家を飛び出し弥兵衛の家に転がり込んだ。
不思議な同棲生活が始まり二人は年の差を超えて密かに惹かれあうが、弥兵衛はおたみのためを思い鳴海屋に戻してしまった。
おたみがいなくなり落ち込む弥兵衛に人間臭さを見た半兵衛は彼を慰める。
おたみは鳴海屋に戻ったが、鳴海屋はおたみが弥兵衛に惚れていることを許せず刺客を差し向ける。
別口で鳴海屋への仇討ちの依頼も入り、おせいは半兵衛と政吉を差し向けるが、半兵衛は弥兵衛を殺した刺客は絶対に許せないと一人息巻く。
【知ってるゲスト】
志賀勝、酒井靖乃、古川ロック
【名シーン】
①半兵衛殺しシーン
弥兵衛の仇を討つため標的でない寅吉の元へ向かう半兵衛。
その顔は涙に濡れ、寅吉を弥兵衛と同じように火箸と短刀を使って殺す。
↑BGMは最高に悲しい時に使われる「女の血、そして涙」だ。
↑返り血を大量に浴びた半兵衛さんはグロッキー状態に。政吉は一人で鳴海屋を討ちに行くが…。
②政吉殺しシーン
一人で鳴海屋の元へ向かう政吉…が、鳴海屋はなんと拳銃を持っていた!
大ピンチに陥る政吉。しかしそこに復活した半兵衛が現れた!半兵衛は鳴海屋の隙をつき、政吉と二人で始末する。
↑銃を突き付けられ、血の気の引く政吉。
↑夜の闇を走る半兵衛さん。先ほどと打って変わり、力強い走りだ!
↑救われた政吉。さすがの政吉も半兵衛にすがり付く。
③弥兵衛流博打の打ち方
弥兵衛に心酔する半兵衛。
半兵衛「あの人はなぁ、博打で身代潰したんだよ。極道の極みだな、まぁ俺たちのなれの果てみてえなもんだよ。
でもあそこまで行けりゃあなぁ、ハハハ…」
政吉「そりゃあカッコいいかもしんないけどなぁ」
半兵衛「あのよ、博打を3回やるんだよ、3回!いいか、1回目に1文賭けるんだ。つまりこれで負けるだろ?
したら2回目3文。つまり元値と儲けがあるよ。3回目6文。元値と儲けがあるよ。な?
これがあの人が長年、博打で得た筋道みたいなもんだな。
3回やってな、勝っても負けてもサラッと帰る。サラッと帰る!
これができないよ、オイ、サラッと帰る!いいよぉ~!」
政吉「じゃあ悪いけど俺サラッと帰るよ…」
↑今回は政吉が半兵衛に若干引き気味。
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賭場に行き弥兵衛流の3回勝負を挑む半兵衛と政吉。
半兵衛「1回目…1両…半」
政吉「私も乗せて頂きましょう」
勝負!グッピンの丁!
半兵衛「2回目…3両…丁目に」
政吉「今度も乗りましょう」
勝負!グニの半!
半兵衛「3回目…最後の6両…半目に!」
政吉「常に乗りましょう!」
勝負!ニゾロの丁!
半兵衛「大変面白く遊ばして頂きました…」
3回負けてサラッと帰ろうとする2人だけど、諦めきれない様子。
政吉「もう3回だけやん兵衛さん、やりましょ…」
半兵衛「いや…いや!」
政吉「いや…小銭あるんだしよ」
半兵衛「…いや!」
政吉「な、な、いや、あと3回だけだよ、3回だけ、3回だけ、3回だけ…」
見つめ合う2人。
半と政「やろーーーーー!!!」
↑結局サラッと帰れない二人でした(笑)