【ストーリー】
ある日、半兵衛と政吉は何者かに襲われる。
また同じ頃、おせいの営む嶋屋と同業者の山城屋の荷物が立て続けに奪われる事件が起きた。
掛け軸を荷物として預けていた道元和尚に至ってはおせいにおわびとして千両を要求する始末だったが、おせいは「表稼業の不始末を裏稼業の人には頼めない」と半兵衛と政吉に助けを求めなかった。
山城屋の主人が殺され、裏で暗躍する何者かの気配を感じ取ったおせいはようやく半兵衛と政吉に調査を依頼。
全ては同業者の伏見屋が与力の宇佐美、道元和尚と組んで行った悪巧みだったのだ。
【知ってるゲスト】
浜田寅彦、草薙幸二郎
【名シーン】
①政吉、飛脚の用心棒を引き受ける
利助「くれぐれも仙太から目を離さずに守ってやってください、これは仕事料です」
利助は一両差し出すが、政吉は受け取らない。
政吉「いらねえよ」
利助「なぜです?」
政吉「なぁ利助、今度の仕事は俺が勝手にやるっていうことにしようじゃねぇか」
↑この時点では裏は関係ないから、表の仕事として無償で引き受けたんだろうな。かっこいいのう。
②源ちゃん、半兵衛に飲みに誘われる
↑源ちゃんは宇佐美のお供で邪魔くさいので半兵衛に誘い出される。
宇佐美はこの後殺されるけど、持ち場にいなかった源ちゃんは大丈夫だったのかな。
③半兵衛&政吉殺しシーン
道元和尚が一人だと思った半兵衛は部屋に飛び込むが、そこには用心棒が!
刀を持つ用心棒相手に半兵衛は剃刀を構えたまま下手に動けず、見張りの政吉も気付いていない。
大ピンチの半兵衛だったが、政吉は障子に映った影でようやく用心棒の存在に気付く。
短刀を持って突撃した政吉は半兵衛が投げた和尚を刺し、半兵衛は用心棒の首筋を切り裂く。
↑「一人だ」「どっちがやるか賭けよう」「表」「負けっちゃった、俺だ」これが全てジェスチャー!
↑声を出して助けを求めれば用心棒に政吉の存在を気付かれる。半兵衛は軸をずらして用心棒の影を政吉に見せる。
↑普段から仲がいいからこそできる連撃!
④おせい殺しシーン
おせいは伏見屋にお茶を差し出す。しかし湯呑の中には水が…伏見屋は不思議そうな顔をする。
おせい「命尽きる時、末期の水飲む世の習いとか…」
伏見屋「おせいさん!」
おせい「全て分かりました…あなたの差し金で奉行所のお役人、浄蓮寺の和尚たちが動いたこと」
伏見屋「ふふふ…はっはっは…」
ブシュッ!おせいはひしゃくに仕込んだ刃物で伏見屋を刺す。
↑実際に刺すシーンはなく、おせいさんの顔が次第に赤く染まっていく方法で殺しを演出。
ちびりそうになるほど冷淡な殺し屋の顔!